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ゾンビスクラムサバイバルガイド 木村 卓央(翻訳) - 丸善出版
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ゾンビスクラムサバイバルガイド (ゾンビスクラムサバイバルガイド) 健全なスクラムへの道 (ケンゼンナスクラムヘノミチ)

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発行:丸善出版
A5判
縦210mm 横148mm
312ページ
定価 3,000円+税
ISBN
978-4-621-30739-7   COPY
ISBN 13
9784621307397   COPY
ISBN 10h
4-621-30739-8   COPY
ISBN 10
4621307398   COPY
出版者記号
621   COPY
Cコード
C3055  
3:専門 0:単行本 55:電子通信
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年9月30日
書店発売日
登録日
2022年7月22日
最終更新日
2022年9月21日
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紹介

 スクラムを上手く扱えていますか?世間で言われていような、あるいは想像していたようなメリットを享受することはできていますか? 実際には何ら恩恵をもたらさず、治したと思っても再び蘇る「ゾンビ」のようなスクラムとの戦いに辟易していませんか?

 本書は、スクラムを上手く扱えていないと感じるすべての人のために書かれた、「上手くいっていない」状態から脱却することを主眼にまとめた実用書です。本の冒頭には「応急処置キット」がついているため、すべてを読んでいる暇はない人でも素早く行動を起こすことができます。応急処置を終えたら、ゾンビスクラムがなぜ起こっているかを根本的なレベルで理解し、改善に取りかかるための実践的なツールを身につけます。ユーモラスかつ非常にビジュアルな内容で、すべてのスクラムマスター、プロダクトオーナー、開発チームのメンバー、アジャイルコーチ、管理職にとって必携の書となるでしょう。

目次

デイヴ・ウェストによる序文
ヘンリ・リプマノヴィッチによる序文
日本語版に寄せて
謝辞
著者紹介

第1章 はじめに
 この本の目的
 この本は必要?
 この本の構成
 一刻の猶予もない! さあ行こう!
第2章 応急処置キット

第1部 (ゾンビ)スクラム
第3章 ゾンビスクラム入門
 スクラムの現状
 ゾンビスクラム
  症状1:ゾンビスクラムチームはステークホルダーのニーズを知らない
  症状2:ゾンビスクラムチームは速く出荷しない
  症状3:ゾンビスクラムチームは(継続的に)改善しない
  症状4:ゾンビスクラムチームは障害を克服するための自己組織化をしない
  すべては繋がっている
  これってカーゴカルトスクラムやダークスクラムの話?
 ゾンビスクラムに希望はあるか?
 実験:一緒にチームを診断する
  手順
  私たちの発見
 次はどうしたらいいんだ?
第4章 スクラムの目的
 理解するカギは複雑で適応的な問題
 問題
 複雑、適応的な問題
 複雑性、不確実性、リスク
 経験主義とプロセス制御理論
 経験主義とスクラムフレームワーク
 スクラムフレームワークが可能にすること
 スクラム:常に進化している、経験的に働くための最小限のルール
 ゾンビスクラムと効率主義
 単純な問題についてはどうだろう?
 次はどうしたらいいんだ?

第2部 ステークホルダーが求めるものを作る
第5章 症状と原因
 なぜ、わざわざステークホルダーを巻き込む必要があるのか?
 実際のところ、ステークホルダーは誰?
  価値に関する仮説の検証
 なぜ、私たちはステークホルダーを巻き込んでいないのか?
  プロダクトの目的をあまり理解していない
  ステークホルダーが必要とするものを決めてかかっている
  開発者とステークホルダーとの間に距離をとっている
  ビジネスとITは別物と考えている
  プロダクトオーナーが実際にプロダクトのオーナーになることを許されていない
  価値よりもアウトプットを測る
  開発者はコードだけ書いていればよい
  関与しなくてもよいと思っているステークホルダーがいる
 健全なスクラム
  誰がステークホルダーのことを理解するべきか
  ステークホルダーをいつ巻き込むか
 次はどうしたらいいんだ?
第6章 実験
 実験:ステークホルダーを知る
  ステークホルダートレジャーハントを始める
  ステークホルダーとの距離を測って透明性を作り出す
  ステークホルダーの席をスクラムチームの近くに用意する
  プロダクトの目的に合わせてチームの部屋を飾りつける
 実験:プロダクト開発にステークホルダーを巻き込む
  “フィードバックパーティー”にステークホルダーを招待する
  ユーザーサファリに行く
  ゲリラテスト
 実験:価値あるものに集中し続ける
  プロダクトバックログの長さを制限する
  プロダクトバックログをエコサイクルにマップする
  やるべき作業ではなく、望ましい成果を表現する
 次はどうしたらいいんだ?

第3部 速く出荷する
第7章 症状と原因
 速く出荷することの恩恵
  あなたの環境の複雑さ
  プロダクトの複雑さ
 要するに、速く出荷しないのはゾンビスクラムのサイン
  なぜ、私たちは十分な速さで出荷しないのか?
  速い出荷がリスクを減らすことを理解していない
  計画駆動型の管理が妨げになっている
  速く出荷することの競争優位性を理解していない
  速い出荷の阻害要因を取り除かない
  スプリントで扱うアイテムが非常に大きい
 健全なスクラム
  リリースするかしないかを決断する
  リリースはもはやゼロイチではない
  スプリント中に出荷する
  「ビッグバン」リリースはもうしない
 次はどうしたらいいんだ?
第8章 実験
 透明性と危機感を生み出す実験
  継続的デリバリーに投資するための説得材料を集める
  リードタイムとサイクルタイムを測る
  ステークホルダーの満足度を測る
 もっと頻繁に出荷するための実験
  インテグレーションとデプロイ自動化への第一歩を踏み出す
  完成の定義を強化する
  スプリントごとに出荷する
  ゴールを達成するためにパワフルクエスチョンを使う
 フローを最適化するための実験
  スキルマトリックスでクロスファンクショナルを強化する
  仕掛中の作業を制限する
  プロダクトバックログアイテムをスライスする
 次はどうしたらいいんだ?

第4部 継続的に改善する
第9章 症状と原因
 なぜ、わざわざ継続的に改善する必要があるのか?
  継続的改善とは何か?
  継続的改善かアジャイルトランスフォーメーションか?
 なぜ、継続的に改善しないのか?
  ゾンビスクラムでは、失敗に価値を置かない
  ゾンビスクラムでは、具体的な改善をしていない
  ゾンビスクラムでは、失敗するための安全性を作らない
  ゾンビスクラムでは、成功を祝わない
  ゾンビスクラムでは、仕事における人間的要素を理解していない
  ゾンビスクラムでは、仕事のやり方を批評しない
  ゾンビスクラムでは、仕事と学習は別と考える
 健全なスクラム
  自己批判的なチーム
  木を見て、森も見る
 次はどうしたらいいんだ?
第10章 実験
 深い学習を促すための実験
  阻害要因ニュースレターを組織内で共有する
  スプリントレトロスペクティブでパワフルクエスチョンを使う
  問題点と解決策を一緒に深く掘り下げる
 改善を具体化するための実験
  15% ソリューションを生み出す
  何をやめるかに焦点を当てる
  改善レシピを作成する
 新しい情報を集めるための実験
  公式・非公式のネットワークを利用して変革を促す
  ローテクな指標ダッシュボードを作成し成果を追跡する
 学習環境を整える実験
  成功体験を共有し、それを基に事を進める
  お祝いケーキを焼く
 次はどうしたらいいんだ?

第5部 自己組織化する
第11章 症状と原因
 なぜ、わざわざ自己組織化する必要があるのか?
  自己組織化とは何か?
  シンプルなルールによる自己組織化
  自己管理による自己組織化
  自己組織化は複雑な世界におけるサバイバルスキル
  要するに
 なぜ、私たちは自己組織化しないのか?
  ゾンビスクラムでは、自己管理が十分にできていない
  ゾンビスクラムでは、市販の解決策を使う
  ゾンビスクラムでは、スクラムマスターがすべての阻害要因を解決していく
  ゾンビスクラムでは、スクラムマスターはスクラムチームだけに集中する
  ゾンビスクラムでは、ゴールがないか、押し付けられている
  ゾンビスクラムでは、作業環境を外部記憶として使わない
  ゾンビスクラムでは、標準化が妨げになっている
 健全なスクラム:自己組織化とはどのようなものか
  スクラムチームはプロダクトに対する自律性を持つ
  管理職がスクラムチームを支援する
 次はどうしたらいいんだ?
第12章 実験
 自律性を高める実験
  パーミッショントークンで自律性の低さによるコストを可視化する
  統合も自律も高める行動を見つけ出す
  ルールを壊す!
 自己組織化を促進する実験
  自己組織化のための最小限のルールを見つける
  助けてほしい気持ちをはっきりと言葉にする
  何が起きているか観察する
 自己アラインメントを促す実験
  パワフルクエスチョンでもっとよいスプリントゴールを作る
  物理的なスクラムボードを使う
 現場での解決策を見つける
  阻害要因を話し合うスクラムマスターの集いを開催する
  オープンスペーステクノロジーで現場での解決策を作る
 次はどうしたらいいんだ?
第13章 回復への道
 グローバルな活動
 どうにもならない場合は?
 さらなる参考情報
 さいごに
訳者あとがき
参考文献
索引

上記内容は本書刊行時のものです。