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日本国の正体 「異国の眼」で見た真実の歴史 孫崎享(著/文) - 毎日新聞出版
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日本国の正体 「異国の眼」で見た真実の歴史 (ニホンコクノショウタイ イコクノメデミタシンジツノレキシ)

社会一般
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四六判
384ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-620-32604-7   COPY
ISBN 13
9784620326047   COPY
ISBN 10h
4-620-32604-6   COPY
ISBN 10
4620326046   COPY
出版者記号
620   COPY
Cコード
C0031  
0:一般 0:単行本 31:政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2019年9月30日
書店発売日
登録日
2019年7月25日
最終更新日
2020年2月26日
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書評掲載情報

2019-10-06 毎日新聞  朝刊
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紹介

――「彼を知り己を知れば、百戦殆うからず」(孫子)
私たちは何者なのか――。
令和の日本人は「己」について知っているだろうか?
『戦後史の正体』の著者が、「複数の外国人の目=フェイクのない客観的な」日本通史を通じて、「日本人とは何か」という難問に挑む。日本人論の決定版!

目次

第一章 戦略―日本人の器用さと思考力
 「日本人は戦略的思考をしない」と言ったキッシンジャー
 「日本式経営に戦略はない」と断言した「経営学の権威」 etc.
第二章 風土と日本人―日本人の性格を形作ったもの
 「個人主義がない」アインシュタインが見た日本
 「集団行動が好きな日本人」のルーツ
 「スケジュールに厳しい日本人」は稲作のたまもの etc.
第三章 古代―日本人の起源を考える
 「朝鮮系移民の末裔が今日の日本人」ジャレド・ダイアモンドが指摘
 「日本の文化は韓半島に起源」韓国人研究者の見解
 「白村江の戦い」の真実 etc.
第四章 平安時代―「大和魂」の誕生
 日本に独自の文化が誕生した理由
 「有能とはいえない藤原氏」がなぜ天下をとったのか
 「『源氏物語』は世界の一流品」と断言した米国の学者 etc.
第五章 鎌倉時代―七〇〇年にわたる武家支配の始まり
 武家支配はなぜ始まったのか
 頼朝vs義経に見る政治不信のルーツ
 フビライの使者が見た「獰猛な日本人」
 日本のイメージを侵略者に変えた「倭寇」 etc.
第六章 戦国時代―鎌倉幕府崩壊から織田・豊臣
 なぜ安土桃山時代には活力があったか
 ザビエルは日本人をどう見ていたか
 「日本人は傲慢」と語った宣教師
 なぜキリスト教は弾圧されたのか
 ダ・ヴィンチと千利休の意外な接点
 「秀吉の朝鮮出兵」の真相 etc.
第七章 徳川幕府の政治
 三浦按針が語る「徳川幕府が長続きした理由」
 「横柄な役人」が日本に誕生したワケ
 ロンドンに先駆けて上水道を整備した江戸
 鎖国を支持した哲学者カント
 徳川幕府を支えた「諜報機関」の正体
 「桂離宮はアテネのアクロポリスに匹敵」ブルーノ・タウトが名言
 番外編:日本の「外国文化を取り込む力」の正体 etc.
第八章 倒幕と明治政府樹立
 開国を迫るペリー提督の「作戦」
 「日本は強力な国になる」初代米総領事ハリスの予言
 坂本竜馬が「英雄」になった理由
 明治維新の資金を出した「スポンサー」の正体
 明治政府が「徴兵令」を急いだワケ
 天皇制「万世一系」の正体
 小泉八雲が看破した「同調圧力」の正体
 番外編:夏目漱石の欧米観 etc.
第九章 明治の社会と文化
 ゴッホはなぜ日本美術に傾倒したのか
 「日本画は油絵に勝る」フェノロサが断言する理由
 モースが驚いた日本人の「善徳や品性」
 「日本人は精神的奴隷」インド詩人の見解 etc.
第一〇章 日米開戦への道
 番外編:米国の「悪意」に気づいていた日本人博士
 「日本は侵略者」欧米が見た満州事変
 「小さな国で、兵力は不足」毛沢東の対日観
 意外に読まれていない「東京裁判の判決文」
 「戦争は回避できた」駐日英国大使の証言 etc.
第十一章 米軍による占領時代
 「日本は出来の悪い生徒」憲法を書いた米国人の本音
 「日本人は奴隷」マッカーサーが強調したワケ
 戦後の官僚機構とGHQの「知られざる関係」
 「日本人は戦略が弱い」スターリンが看破 etc.

著者プロフィール

孫崎享  (マゴサキウケル)  (著/文

1943年、旧満州国鞍山生まれ。66年、東京大学法学部を中退し、外務省に入省。情報調査局分析課長、国際情報局長、駐イラン大使などを歴任。2002年から防衛大学校教授、09年に退官。『日本外交 現場からの証言』(中公新書)で山本七平賞を受賞。著書はほかに『日米同盟の正体 迷走する安全保障』(講談社現代新書)、『戦後史の正体』(創元社)、『小説外務省 尖閣問題の正体』(現代書館)など。

上記内容は本書刊行時のものです。