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出版者情報
自国第一主義という病
リーダーたちが招く破綻のシナリオ
- 初版年月日
- 2018年7月30日
- 書店発売日
- 2018年7月25日
- 登録日
- 2018年6月1日
- 最終更新日
- 2018年7月25日
紹介
アメリカ、ヨーロッパをはじめ世界各国で今、自国第一主義の"妖怪"たちがうごめき始めている。絶対に起こってはならない過去への「逆戻り」が今、我々を脅かそうとしている。「人生100年時代」という言葉が流行しているが、今年は第一次世界大戦終結から100年の節目。100年前の1918年には国々の我欲がぶつかり合い、その衝突が炸裂させる火花が、大きな炎と化して、世界を呑み込んでいた。かの時代には、怪しげな野望を抱く者たちが、人々を駆り立て、鼓舞し、排斥行動へと追いやっていった。このおぞましき構図への逆戻り。残念ながら、それを懸念させる現状が今、我々の目の前にある。この現実を直視しなければならない。そして、この起こってはならない事態を阻止するために、何をどう見定める必要があるのかを突き止める。最悪への逆戻りを阻むため、「アホノミクス」の提唱者が歴史に問い、事象の本質を見極め、将来を予測する。
目次
第1章 危機の真相はどこにあるのか
アベノミクス以降の世界の経済情勢、経済動向を見据えて、これから日本経済はどうなるかを予測し、論じ、打開策を提示する。世界各国で起きている危うい状況がどう絡み合うのか。絡み合った結果、どのような影響が出るのかなど、浜先生のご見解をたっぷりと伺う。
第2章 政策の欺瞞に翻弄されるな
「ヘリコプターマネー」に代表される日銀のバラマキ作戦や仮想通貨問題など、日本経済の危うさを取り上げ、警鐘を鳴らす。
第3章 強者の論理の凶暴性を排す
安倍晋三が唱える「一億総活躍社会」は若者を煽動するための誤ったスローガンであるなど、政策の陰に隠されている意図を読み解く。
第4章 グローバル時代の救世主はいずこに?
メルケル VS マクロンの駆け引き、実は似た者同士のトランプと安倍晋三、本音が読めないプーチンなど、世界のリーダーたちの動静が世界経済にどのような影響を与えるのか。経済の動きを通して世界情勢の行方を解説する。
上記内容は本書刊行時のものです。