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十二時の鐘が鳴っても
新書判
重さ 105g
224ページ
定価
664円+税
- 初版年月日
- 2021年7月5日
- 書店発売日
- 2021年6月25日
- 登録日
- 2021年4月10日
- 最終更新日
- 2021年5月11日
紹介
大富豪との期限付きの結婚。
不安はただ一つ――彼を愛してしまうこと。
ロザリーは、清掃員をしながら病弱な母との生活を支えてきた。
ところが母亡きあと、サンドロスと名乗る魅惑的な男性が現れ、
故国ギリシアで成功した彼女の父親に頼まれ迎えに来たと告げた。
驚きと喜びに舞いあがるロザリー。だが、初めて対面した父親は
娘を温かく抱擁することもなく、サンドロスと結婚しろと命じた。
彼の名家の血が欲しいからと。打ちのめされるロザリーだったが、
父親の会社との合併を望むサンドロスは便宜結婚を提案してきた。
半年だけ結婚すれば、離婚時に相応の手当を出す、と。
ロザリーは抗えなかった。すでに彼に心を奪われていたから。
ジュリア・ジェイムズによる切ないシンデレラ・ストーリーです。結婚すれば、極貧にあえぐ生活から抜け出せる――。でも、それはロザリーが便宜結婚を承諾した理由ではありませんでした。お金や同情ではなく、愛を求めたロザリーの願いは叶うのでしょうか。
上記内容は本書刊行時のものです。