..
【利用不可】
書店員向け情報 HELP
伯爵と古城の乙女
新書判
重さ 120g
256ページ
定価
827円+税
- 初版年月日
- 2021年12月5日
- 書店発売日
- 2021年11月26日
- 登録日
- 2021年9月10日
- 最終更新日
- 2021年10月15日
紹介
中世さながらの古風な乙女は、
伯爵に導かれ、華麗なロンドン社交界へ――
マデリンは筋金入りの中世研究者である父のもと、
すべてが中世のまま時が止まったような生活をしてきた。
だが父が亡くなり、要塞のような城に一人きりになった彼女には、
父が生前に計画していた政略結婚の道だけが残された。
相手は、ジャック・ランサム。第五代ダーシントン伯爵だ。
荒野を越えて花嫁を迎えに来た彼は、さながら黒馬の騎士――
年老いた偏屈な父親しか知らなかったマデリンにとって、
初めて出会う、若く、たくましく、ハンサムな生身の男性だった。
怖れとときめきに思わず目を伏せた彼女に、冷たい声が降ってきた。
「あいにく僕は、時代錯誤な変人の娘と結婚するつもりはない」
マデリンの父親が用意した周到かつ狡猾な計画により、結婚せざるを得なくなった二人ですが、一匹狼の伯爵ジャックと浮世離れした無垢な乙女マデリンは、ロンドン社交界でも噂の的に。最新流行のドレスに身を包み、華麗な変身を遂げた妻の姿に、ジャックは――。
上記内容は本書刊行時のものです。