..
【利用不可】
書店員向け情報 HELP
愛妾の娘
新書判
重さ 77g
160ページ
定価
664円+税
- 初版年月日
- 2021年12月5日
- 書店発売日
- 2021年11月26日
- 登録日
- 2021年9月10日
- 最終更新日
- 2021年10月15日
紹介
「子どもたちを認知してもらうために、裁判所に訴えるわ」
ベルは震えながら、冷酷な大富豪クリストに宣言した。
幼いベルを連れ、クリストの父の別荘で住み込み家政婦となった母は、
雇主を愛し、5人の子をもうけた――日陰の身にずっと甘んじたまま。
その母も雇主も亡くなった今、父親違いの弟妹たちと遺され、
途方に暮れるベルの前に現れたのが、クリストだった。
隠し子の存在を一族の恥とし、養子に出すよう迫る彼に、
ベルは弟妹たちを守りたい一心で、とっさに裁判の話を持ち出したのだ。
醜聞を避けたいクリストは、思惑を秘めた目でベルを見据え、言った。
「ならば子どもの面倒は僕が見よう。ただし、君が妻になるのが条件だ」
愛などこの世に存在しない。女性とは割り切った関係しか持たない。そんな愛を知らない大富豪が、傲慢な言動でヒロインを振りまわします。うぶな彼女は反発心を覚えると同時に彼の魅力に圧倒され、弟妹のためと自分に言い聞かせて唐突な求婚を承諾してしまい……。
上記内容は本書刊行時のものです。