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日本美術史の近代とその外部 稲賀 繁美(著/文) - 放送大学教育振興会
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日本美術史の近代とその外部 (ニホンビジュツシノキンダイトソノガイブ)

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A5判
縦210mm
234ページ
定価 3,100円+税
ISBN
978-4-595-31859-7   COPY
ISBN 13
9784595318597   COPY
ISBN 10h
4-595-31859-6   COPY
ISBN 10
4595318596   COPY
出版者記号
595   COPY
Cコード
C1371  
1:教養 3:全集・双書 71:絵画・彫刻
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2018年3月
書店発売日
登録日
2018年7月3日
最終更新日
2024年1月24日
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紹介

本書は、おおよそ鎖国期以降の時代に限定し、「日本美術」とその外部との関係を問い直していく。従来、歴史といえば国民国家の枠組みを自明視した各国史が支配的であるが、この枠組みを近代国民国家意識が未成立だった時代にまで遡って無批判に当て嵌めるのは不適切であるとの認識が広がっている。また近代の国民文化論には、かえって文化交流の実態を覆い隠すという欠点も見逃せない。そこで、情報の流通や授受からいかに造形が生まれ、いかに美術と呼ばれる営みが活性化されていったかに注目していく。

目次

1.透視図法の東西:導入にかえて 2.欧米での北斎評価 3.エドゥアール・マネの日本 4.陶藝のジャポニスム 5.琳派とエミール・ガレ、クロ―ド・モネ 6.異界接触論:ファン・ゴッホとポール・ゴーガン 7.天心・岡倉覚三とベンガルの美術運動 8.東洋美学と西洋:翻訳の問題 9.海外からの伊勢神宮への眼差し 10.矢代幸雄における美術の東西:造形の現場と学術 11.余材と封印:石井鶴三と近代彫刻造形 12.野口米次郎からイサム・ノグチへ 13.八木一夫 彫刻と陶藝のあいだ 14.エル・アナツイと世界の織物 15.華厳パラダイムと現代美術:まとめにかえて

上記内容は本書刊行時のものです。