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まなぶことの歩みと成り立ち
公教育の原理的探究
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2023年5月8日
- 書店発売日
- 2023年5月8日
- 登録日
- 2023年2月10日
- 最終更新日
- 2023年5月31日
紹介
「みんなが学べる」教育が成り立つには何が必要だろうか。本書は古代から現代までの、西洋と日本の教育の歩みをたどり、この原理的な問いに取り組む。特権階級のものだった教育が庶民に広がった背景と影響は何か。貧困や紛争ゆえに「今も学べない子どもたち」を眼前に考えるべきことは何か。教育の理想と公教育の現実とのズレを凝視する、広義の教育史から現代への質問状。
目次
まえがき
序章 「教育の原理的探究」とは何か
第1 節 教育をめぐる勘違い
第2 節 教育の原理的探究はなぜ必要か
第1 章 古代・中世から近代への社会変化と公教育の不在
第1 節 歴史をざっくりつかむコツ
第2 節 古代:政治・学問・教育の始まり
第3 節 中世:キリスト教に覆われた社会
第4 節 近代:公教育成立前夜
第2 章 近代後期から現代への流れと公教育の成立
第1 節 公教育: 発想ゼロの時代から当然化した時代へ
第2 節 近代と現代のあいだ:産業革命から帝国主義へ
第3 節 モノづくり方式でやる子どもの教育?
第4 節 庶民の教育なんて国家の責任じゃない
第5 節 国家が教育に本腰を入れたのはいつ?
第3 章 近代化以前の日本社会――その文化と教育をめぐって
第1 節 日本の歴史概観
第2 節 古代・中世・近世の文化と教育
第3 節 庶民の教育をめぐって
第4 章 日本の近代教育システムの誕生とそのあゆみ
第1 節 日本の近代化
第2 節 教育のさらなる改革
第3 節 戦後の教育
第5 章 現代の公教育が抱える課題と未来展望
第1 節 教育を受けられない世界の子どもたち
第2 節 多様な子どもが共に学ぶ教育
第3 節 本章のまとめ:変化する社会と新しい教育
終 章
第1 節 自分を疑うことから始める
第2 節 社会を創る人間を創るために
あとがき
引用・参考文献
索引
上記内容は本書刊行時のものです。