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誰の日本時代
ジェンダー・階層・帝国の台湾史
四六判
306ページ
上製
価格
2,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年5月25日
- 書店発売日
- 2021年5月25日
- 登録日
- 2021年4月7日
- 最終更新日
- 2022年1月30日
書評掲載情報
2021-11-06 |
図書新聞
評者: 山本和行 |
2021-07-31 |
朝日新聞
朝刊 評者: 温又柔(小説家) |
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紹介
「日本時代」とは何か。印象論的な「親日台湾」を乗り越え、台湾のいまを知るためには、とりわけ日本が深く関わった時代に正面から向き合う作業が避けて通れない。植民地統治は、当時の台湾の人々の生活とその戦後をどのように規定していったのか。本書は語られなかった、書かれなかった日本時代にフォーカスし、個人史と家族史を中心に新たな視座を提供する。
目次
はしがき
第一章 理解と和解の間:「親日台湾」と歴史の記憶
第二章 読み書きと植民地:台湾の識字問題
第三章 植民地の法と慣習:台湾社会の女児取引をめぐる諸問題
第四章 近現代台湾女性の識字とエンパワーメント
第五章 植民地台湾の製帽業にみられるジェンダー・階層・帝国
第六章 帝国日本のなかの女性の移動:台湾を中心に
第七章 戦争記憶と植民地経験:在台日本人女性の日記から
第八章 ある台湾人少女の帝国後:嶺月の文学活動と脱植民地化
第九章 戦後の台湾農村における学歴と教職
初出一覧
あとがき
索 引
上記内容は本書刊行時のものです。