版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
黄春明選集 溺死した老猫 黄春明(著) - 法政大学出版局
.
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

取引取次: ト|ニ|楽天|中|八木
直接取引:あり(その他)

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

黄春明選集 溺死した老猫 (デキシシタロウビョウ)

哲学・宗教
このエントリーをはてなブックマークに追加
四六判
280ページ
上製
価格 2,600円+税
ISBN
978-4-588-49039-2   COPY
ISBN 13
9784588490392   COPY
ISBN 10h
4-588-49039-7   COPY
ISBN 10
4588490397   COPY
出版者記号
588   COPY
Cコード
C0097  
0:一般 0:単行本 97:外国文学小説
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年5月11日
書店発売日
登録日
2021年3月11日
最終更新日
2021年7月26日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2021-07-17 朝日新聞  朝刊
評者: 温又柔(小説家)
MORE
LESS

紹介

「光復」後も困難な政治状況が続いた台湾社会で、近代化ゆえに弱い立場におかれた民衆の現実を温かい眼差しで見つめながら、老若男女の悲哀と喜び、苦難と希望をユーモアあふれる筆致で描き続けてきた黄春明(1935年~)。1960年代以降の現代台湾文学を牽引し、世界各国語に訳され愛されてきた作家の代表的な短編小説10篇と、訳者によるインタビューなどを収録する格好のセレクション。

目次

道路清掃人夫の子供

「城仔」下車

青番爺さんの話

溺死した老猫

海を訪ねる日

坊やの大きな人形

今や先生

花の名前を知りたい

死んだり生き返ったり

人工寿命同窓会

児童劇 小李子は大騙りではない 筋書

インタビュー ① 龍眼の熟する季節

インタビュー ② わが文学を語る

黄春明の眼差し──社会的弱者・ユーモア・文明批判(西田 勝)

編注

編訳者あとがき

著者プロフィール

黄春明  (ホワン チュンミン)  (

1935年、日本統治下の台北州羅東街(現・中華民国台湾省宜蘭県羅東鎮)に生まれる。中学時代、継母との間がこじれ、家出するが、最終的に屏ピン東トン師範学校を卒業。小学校教員となるが、その後、地方テレビの記者、記録映画の制作者、広告会社の社員となる。1962年、「『城仔』下車」で文壇にデビュー、以来、「海を訪ねる日」・「坊やの大きな人形」・「さよなら・再見」など代表作を次々に発表、映画化もされ、「郷土文学」の代表的作家の一人と称せられる。金権社会に取り込まれた「大人」には希望はないとして1994年、「黄大魚児童劇団」を宜蘭市に設立、脚本も執筆した。1998年、「国家文化芸術基金会文芸奨」を受賞。2014年、リンパ腺癌となり、療養生活に入ったが、創作活動は衰えていない。彼の主要な作品は現在、童話や新作を除き、『黄春明作品集』(10巻、聯合文学出版社、2009年5月~2018年6月)で読むことができる。

西田 勝  (ニシダ マサル)  (編訳

1928年、静岡県に生まれる。1953年、東京大学文学部卒業、法政大学文学部教授を経て、現在〈西田勝・平和研究室〉主宰、植民地文化学会理事。主要著書に『グローカル的思考』『近代日本の戦争と文学』『近代文学の発掘』(以上、法政大学出版局)、『社会としての自分』(オリジン出版センター)、『近代文学閑談』(三一書房)、『私の反核日記』(日本図書センター)、編訳書に『田岡嶺雲全集』全7巻、呂元明『中国語で残された日本文学』、鄭清文『丘蟻一族』、葉石涛『台湾男子簡阿淘』(以上、法政大学出版局)、ゴードン・C. べネット『アメリカ非核自治体物語』(筑摩書房)、『世界の平和博物館』(日本図書センター)、『《満洲国》文化細目』(共編、不二出版)、『中国農民が証す《満洲開拓》の実相』(共編、小学館)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。