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バレエ・デ・シャンゼリゼ
第二次世界大戦後フランス・バレエの出発
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2020年2月26日
- 書店発売日
- 2020年2月26日
- 登録日
- 2020年1月14日
- 最終更新日
- 2020年2月26日
紹介
大戦直後、わずか7年足らずの活動期間にもかかわらず、『旅芸人』や『若者と死』などの作品でパリの芸術シーンを革新したバレエ・デ・シャンゼリゼ。その誕生から終焉までの歴史を、広範な資料を通じて再構成し、R.プティやB.コフノ、J.バビレやJ.コクトーをはじめとする個性豊かな作家や演出家、ダンサーたちの群像を描いた本邦初の文献。上演作品リストや年譜などの貴重な資料も収録。図版多数。
目次
はじめに
第1章 バレエ・デ・シャンゼリゼ誕生前夜
第1節 バレエ・デ・シャンゼリゼの萌芽──占領下、解放後のパリ
1 「ダンスのリサイタル」──ジャニーヌ・シャラとローラン・プティ
2 「ダンスの夕べ」
第2節 《旅芸人》と《ランデヴー》──人間性への共感
1 《旅芸人》
2 《ランデヴー》
第3節 バレエ・デ・シャンゼリゼの誕生
第4節 シャンゼリゼ劇場とダンス
第5節 ボリス・コフノ
1 モスクワからパリへ
2 バレエ・リュスとの出会いと台本
3 バレエ・リュス・ド・モンテカルロとバレエ1933
第2章 一九四五─一九四六年
第1節 ボリス・コフノとローラン・プティ
第2節 一九四五年──最初のシーズンの上演プログラム
1 《「眠れる森の美女」より森》
2 《カルタ遊び》
3 《草上の昼食》
4 《悪魔の花嫁》
第3節 一九四六年三月──第二シーズン
1 《ダンス・コンサート》
2 《ユピテルの恋》
3 《ロス・カプリチョス》
第4節 初の海外ツアー──イギリス
第5節 一九四六年のその後の活動
1 《洗濯女の舞踏会》
2 《ラ・シルフィード》
第3章 《若者と死》──「生」の象徴としての「若者」
第1節 創作の経緯 84
第2節 ジャン・コクトーの台本と振付の検討
第3節 「若者」が表象するもの
1 ジャン・バビレ
2 ローラン・プティとダンサーの解釈
第4節 作品への批評と評価
第4章 一九四七─一九五一年──創作の嵐と分裂
第1節 一九四七年とローラン・プティの離脱
1 《13のダンス》
2 《ドン・キホーテの肖像》
第2節 一九四八年──最後の成功《出会い、あるいはオイディプスとスフィンクス》
1 《創造》
2 《出会い、あるいはオイディプスとスフィンクス》
3 《アモールとその愛》
第3節 一九四九年──クリスチャン・ベラールの死
1 《夜》
2 《夏休みの宿題》、《ラジオの修理工、あるいは、ただ人生を楽しく》
3 《ティル・オイレンシュピーゲル》
4 《グラン・パ・クラシック》
5 《画家とモデル》
第4節 一九五〇─一九五一年──バレエ団解散への道
1 一九五〇年六月のパリ・シーズン
2 一九五一年十月──アンピール劇場での最後のパリ・シーズン
第5節 バレエ・デ・シャンゼリゼの遺産
1 バレエ団の解散とコフノ
2 ダンサーたちのその後
おわりに
あとがき
注
参考・引用文献
図版リスト
資料編
バレエ・デ・シャンゼリゼの上演作品
一九四五年初演作品
一九四六年初演作品
一九四七年初演作品
一九四八年初演作品
一九四九年初演作品
一九五〇年初演作品
一九五一年初演作品
バレエ・デ・シャンゼリゼの活動年譜
──上演プログラムと同時期のパリ・オペラ座バレエの上演プログラム
人名索引
上記内容は本書刊行時のものです。