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トリオ ウラジーミル・タラーソフ(著) - 法政大学出版局
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トリオ

四六判
334ページ
上製
価格 3,600円+税
ISBN
978-4-588-41030-7
Cコード
C0073
一般 単行本 音楽・舞踊
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月
2016年1月
書店発売日
登録日
2015年12月7日
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紹介

「GTChトリオ」として今日の新しいジャズを創り出した生ける伝説のドラマーの《自伝》。本書は71年のトリオ結成からソ連解体直前のトリオ解散までを辿る。「自由な」ジャズを切り口に、ジャズが切り開いてきた自由と独創のための不屈の闘争の姿が現れる。写真図版多数。ディスコグラフィー付き。本邦訳版は日本のジャズ評論家の副島輝人氏に捧げられている。佐藤允彦氏、梅津和時氏推薦!

目次

著者より日本語版への献辞

盗んだ大気 トマス・ヴェンツローヴァ
『太鼓手の運命』 アンドレイ・ビートフ

著者より

第1章 二人での演奏《OPUS A DUE》

 トリオへの一歩、あるいは六〇年代半ばのアルハンゲリスク
 ヴィリニュスの都、カフェ「ネリンガ」
1970年
二人での演奏
 カウナス──これぞカウナス
 私はいかに建築プランナーとして働いたか
 ソ連のジャズ・フェスティヴァルでは何が起きていたのか?
 スヴェルドロフスク将校会館ではチェカーシンの音楽でどのように踊ったのか そして彼はヴィリニュスへやってきた

第2章 企画《CONSILIUM》

1971年
 トリオのはじまり、そしてソ連のジャズ・フェスティヴァルの周辺では何が起こっていたのか
 友人たちについて
 モスクワの70年代についてさらにいくつか
1972年
 トリオの西側への初めての招待、そして、それがソ連でどのように行われたのか
1973年
 フィルハーモニーへの就職の最初の試み
1974年
 私たちの最初の出国の試み
 私はいかにしてチェコスロヴァキアへ行けたか
 公式的な活動のはじまり
1975年
 私はいかにしてフランスへ勉強に行こうとしたか
 最初の録音……
 ……そして、レコード
 バルバンについて

第3章 徐々に《POCO A POCO》

1976年
 ワルシャワ。トリオの最初の海外への出国。ウィリス・カノーヴァー
1977年
 トリオの西側への初めての招待、そして、それがソ連でどのように行われたのか
 ヴィリニュス・フィルハーモニーとノヴォシビルスクの学園都市における私たちの最初のコンサート
1978年
 シベリアについてさらにいくつか
 グルジア
 キューバ。第11回若者と学生の全世界フェスティヴァル
1979年
 ドイツ民主共和国。ハンガリー。「9つの部屋での室内楽」
1980年
 ソ連対外友好・文化交流団体協議会およびノーボスチ通信社とはいかなるものか
 「外套」
 チェコスロヴァキアにて
 「おや、何してたんだい?」
 レオニード・フェイギン、アレクセイ・レオニードフと「レオ・レコード」について
 労働組合──それらはどこもかしこも労働組合

第4章 さらに続く《POI SEGUE》
1981年
 トリオ10周年
 ルーマニアにて
 コムソモールと共にドイツ連邦共和国へ
 イタリアにて
1982年
 「Non Troppo」
 リトアニアのコムソモールと共にドイツ民主共和国へ
1983年
 もう一度ルーマニアへの巡業
 「壁紙」の報酬
 ドイツではいかにfree jazzを演奏するか
 どのようにして私たちはドルトムントで「外套」から逃げたか
 楽器について
 トリオにおける変化のはじまり。フィンランド
1984年
 イギリス
ローマでの三つの出会い
 第一の出会い──マリオ・スキアーノ
 第二の出会い──マーク・ドレッサー
 第三の出会い──アンタナス・ストゥクス
 再び閉鎖
 ユーゴスラヴィアにて

第5章 だんだんゆるやかに《RITARDANDO》
1985年
 モスクワ。第12回若者と学生の全世界フェスティヴァル
 オランダ
 ポルトガル オーストリア
 レニングラードの「秋のリズム」フェスティヴァル
1986年
 インドにて
 トリオ15周年
 フランス
 モスクワでのコンサート
 ジョン・バラード、「スペース・エージェンシー」
 「グッド・モーニング、アメリカ」
 最後のコンサート
1987年
 スラーヴァ・ガネーリンの旅立ち
 トリオ後の一歩

あとがき
 バルト三国について、およびトリオについてさらにいくつか

ガネーリン、タラーソフ、チェカーシン──夜の会話
パヴェウ・ブロドウスキの手紙
パウル・アケットの手紙
パウル・アケットと国立コンサート連盟との手紙のやりとり
ジョン・バラードの手紙

「トリオ」後のタラーソフ──訳者解説
訳者あとがき
ディスコグラフィー

著者プロフィール

ウラジーミル・タラーソフ  (タラーソフ ウラジーミル)  (

(Vladimir Tarasov, 1947–)
ドラマー、パーカッショニスト、アート作家。旧ソ連アルハンゲリスクに生まれる。打楽器を独学で習得し、14歳からアルハンゲリスクのエストラーダ(バラエティ・ショウ)・アンサンブルで演奏した。1967年、ヴャチェスラフ・ガネーリンと出会い、リトアニアの首都ヴィリニュスを拠点にデュオで演奏。1971年からウラジーミル・チェカーシンが加わり、GTChトリオとして前衛ジャズを追究する。1987年のトリオ解散後はソロ演奏で独自の世界を切りひらくほか、さまざまなミュージシャンや詩人との共演を重ねる。アート作家として、サウンド・インスタレーションも手がけ、1994年から現在に至るまで、数多くの作品を発表している。著作に本書『トリオ』(1998)、『タムタム』(2009)のほか多数のCDがある。

鈴木 正美  (スズキ マサミ)  (

1959年生まれ。新潟大学人文学部教授。専門は現代ロシア文化、特にオシップ・マンデリシュターム研究。現代ロシアの音楽、詩、アートの現場をフィールドワークしている。著作に『言葉の建築術──マンデリシュターム研究1』(群像社、2001年)、『ロシア・ジャズ―寒い国の熱い音楽』(ユーラシアブックレット№97、東洋書店、2006年)、『どこにもない言葉を求めて──現代ロシア詩の窓』(高志書院、2007年)ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。