.
【利用可】
書店員向け情報 HELP
書店注文情報
在庫ステータス
在庫あり
取引情報
取引取次:
ト|ニ|楽天|中|八木
直接取引:あり(その他)
柿
四六判
212ページ
上製
価格
2,400円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年1月26日
- 書店発売日
- 2021年1月26日
- 登録日
- 2020年10月6日
- 最終更新日
- 2021年1月26日
紹介
日本の秋の味覚を代表する柿は、海外でもKAKIとして通用し親しまれているが、日本人にとっては古来、単なる果樹ではなく「生活樹」であり、人びとと苦楽を共にする「同伴樹」でもあった。その深く豊かな歴史をたどり、調査・研究の発展をあとづけるとともに、栽培の技術、採取と脱渋(渋抜き)の方法から、「歯固め」や「成木責め」などの民俗・風習、神事とのかかわり、さらには柿渋や用材としての利用法までを明らかにする。
目次
はじめに
第一章 柿への誘い
1 柿の特性
2 渋柿の利用
第二章 歴史的な足どり
1 租税・献上品として
2 兵糧として
3 茶の湯との関わり
4 『江戸中期農作物産物帳』にみられる品種
第三章 在来品種の調査と研究の発展
1 明治期の取り組み
2 明治四五年の柿調査報告書
第四章 地域の暮らし・生業
1 柿採りの民俗
2 柿売りの民俗
3 舟つなぎの木
4 茶畑にみられる柿
5 戦争に翻弄された木
第五章 年中行事とのかかわり
1 健康を願う「歯固め」
2 豊穣を誓わせる「成木責め」
3 葉を利用する盆行事
4 神への捧げもの
第六章 多面的な利用
1 味わい深い品々
2 料理の彩りとして
3 用材として
付 表 全国の柿品種の分布(1甘柿 2渋柿)
参考文献
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。