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基本権
生存・豊かさ・合衆国の外交政策
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2023年2月13日
- 書店発売日
- 2023年2月13日
- 登録日
- 2022年12月6日
- 最終更新日
- 2023年2月13日
紹介
本書は、各人、各政府、各企業が、実現を目指すべき人間の生の「最低限」に関する本である、と著者は言う。安全な生活、十分な食料などがその最低限であり、この最低限への権利が「基本権(ベーシック・ライツ)」である。この基本権という発想は、従来の権利理論を大きく転回させた。貧困、軍事的介入、気候変動などの現代社会の諸問題をめぐる思考や、その解決に向けた実践に、大きな影響を与え続ける古典的名著の最新改訂版。
目次
四〇周年記念版序文
第二版序文
第一版序文
序論
第1部 三つの基本権
第1章 安全と生存
1 権利
2 基本権
3 安全権
4 生存権
5 標準的脅威
第2章 相関的義務
1 「消極的」権利と「積極的」権利
2 生存権と希少性
3 経済的剥奪に関する二つのテーゼ
4 回避・保護・扶助
5 三肢的分析の一般性
6 生存義務
7 義務のシステマチックな相互依存
第3章 自由
1 自由それ自体のために自由を享受すること
2 参加は普遍的に望ましいか
3 参加は普遍的に必要とされるか
4 他の自由──身体の移動の自由
5 パターナリスティックな独裁政治は改革されるか
第2部 生存権に対する三つの課題
第4章 現実主義と責任
1 人口抑制の一方法としての飢餓
2 剥奪は不可避か
3 ものの道理ではなく金だ
第5章 豊かさと責任
1 扶助する義務──優先原則
2 剥奪と侮蔑
3 剥奪と公正さ
第6章 国籍と責任
1 同国人の優先──それは何を意味することになるのか
2 道徳的な正当化理由──道徳の二つの同心円的な見方
3 政治的正当化理由──政府に関する二つの見方
4 原則に基づいた感情──ナショナリズムの二つの側面
5 剥奪回避という国家を越える義務
第3部 基本権に対する新しい課題
第7章 権利に基づく義務と制度的転回
1 人権の諸構想のための制度的転回
2 条件付きの主権
第8章 基本権と気候変動(二〇二〇年)
1 変化する脅威
2 気候変動の三つの特殊な性質
3 気候の制御のための苦闘
訳者後書き
注
参考文献
索引
上記内容は本書刊行時のものです。