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ミクロ政治学 フェリックス・ガタリ(著) - 法政大学出版局
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9784588011283
叢書・ウニベルシタス 1128

ミクロ政治学

哲学・宗教
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四六判
670ページ
上製
価格 5,400円+税
ISBN
978-4-588-01128-3   COPY
ISBN 13
9784588011283   COPY
ISBN 10h
4-588-01128-6   COPY
ISBN 10
4588011286   COPY
出版者記号
588   COPY
Cコード
C1310
教養 全集・双書 哲学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年6月28日
書店発売日
登録日
2021年3月11日
最終更新日
2021年6月25日
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紹介

1982年8月、20年にわたる軍事政権が崩壊の時を迎え、民政移管の気運が高まるブラジルにガタリは降り立った。民主化へと向かうブラジル社会のうねりに身をゆだね、活動家、知識人、学生、マイノリティ、フェミニスト、同性愛者らのグループと対話を重ねた一か月の記録。欲望と主観、他者との関係からなるミクロ領域で、新たな政治の地図を描くための戦略とはいかなるものか。ガタリ最大の重要書、ついに刊行。

目次

 外国語版とブラジル版第七版への序文
 この本について
第一章 文化は反動的概念か?
 大衆文化と特異性
第二章 主体性と歴史
 主体性──上部構造=イデオロギー=表象vs生産
 主体性とは何か──主体(個人的あるいは社会的)vs言表行為の動的編成
 主体性の生産と個人性
 特異性vs個人性
 主体性──資本主義の生産ラインと官僚主義的社会主義
 分子革命──特異化への勇気
 特異化のプロセスのしるしとしてのカスカス(シュエリー・ロルニク)
 アイデンティティを求めて
 アイデンティティvs特異性
 文化的アイデンティティは罠か?
 マイノリティの社会化──社会への生成
   アイデンティティvs女性への生成、同性愛者への生成、黒人への生成
  精神医療について
  学 校
 メディア界のマイノリティ──自由ラジオをめぐって
  マイノリティ/周辺性/自立性/オルタナティブ──分子的になること
  マイノリティの横糸としてのリゾーム
第三章 政治
 ミクロ政治学──モル的政治と分子的政治
 ネルソン・ロドリゲス──スキゾ分析家の繊細な芸術(シュエリー・ロルニク)
   階級闘争と自立運動
   国家と自立
   教会と自立
   党と自立
 流れ(フロー)という概念について(シュエリー・ロルニク)
 歴史の概念について
 革命とは何か?
 統合された世界資本主義(CMI)
   保証されざる人々
   現在の危機は単に経済的なものではない
  戦争、あるいは生の危機
 未来はすでに到来した──ルラとガタリの対話(サンパウロ、一九八二年九月一日)
第四章 欲望と歴史
 精神分析と分析家共同体
 精神分析と還元主義
 下部構造の複合
   カオスとしての欲望
   下部構造と上部構造──葛藤概念の批判
   通訳──分析家とピアニスト
 スキゾ分析
   欲望の個人化──疎外
   欲望──ミクロ政治学の領野
   「機械状無意識」──生産としての欲望
   スキゾ分析の事例──臨床実践から社会運動へ
 下部構造の複合を超えて
   フロイト的無意識
   スキゾ分析の無意識
第五章 感情─エネルギー─身体─性──解放の〈旅(トリップ)〉という神話
第六章 愛、欲望の領土、新しい優しさ
 新しい優しさ?(シュエリー・ロルニク)
第七章 空港での会話
第八章 ガタリ自身によるブラジルの旅
第九章 ブラジル人によるガタリの旅

 用語解説
 日本語版へのあとがきにかえて──フェリックスへの手紙(一九八二~二〇二一)(シュエリー・ロルニク)
 訳者あとがき

著者プロフィール

フェリックス・ガタリ  (ガタリ フェリックス)  (

Felix Guattari
1930年生まれ。フランスの精神分析家、哲学者。日本語訳された著書に『分子革命』『精神分析と横断性』『機械状無意識』『精神と記号』(以上、法政大学出版局)、『三つのエコロジー』(平凡社)、『闘走機械』(松籟社)、『分裂分析的地図作成法』(紀伊國屋書店)、『カオスモーズ』(河出書房新社)、『カフカの夢分析』『精神病院と社会のはざまで』(以上、水声社)、『アンチ・オイディプス草稿』『リトルネロ』(以上、みすず書房)、『人はなぜ記号に従属するのか』『エコゾフィーとは何か』(以上、青土社)、ドゥルーズとの共著に『カフカ』『政治と精神分析』(以上、法政大学出版局)、『アンチ・オイディプス』『千のプラトー』『哲学とは何か』(以上、河出書房新社)、ネグリとの共著に『自由の新たな空間』(世界書院)などがある。1992年没。

シュエリー・ロルニク  (ロルニク シュエリー)  (

Suely Rolnik
1948年生まれ。ブラジルの精神分析家、哲学者、社会学者。1970年、フランスへ亡命、ガタリと親交を結ぶ。パリ第7大学、パリ第8大学で学ぶかたわら、ラボルド精神病院でガタリとともに活動し、ブラジルに帰国。サンパウロ・カトリック大学で教鞭を執り、美術批評の分野でも活躍する。ドゥルーズ/ガタリ『千のプラトー』、ガタリ『分子革命』などのポルトガル語版訳者。

杉村 昌昭  (スギムラ マサアキ)  (

1945年生まれ。龍谷大学名誉教授。フランス文学・現代思想専攻。著書に『資本主義と横断性』(インパクト出版会)、『分裂共生論』(人文書院)、訳書にガタリ『分子革命』『精神分析と横断性』『精神と記号』(以上、法政大学出版局)、『三つのエコロジー』(平凡社ライブラリー)、『闘走機械』(松籟社)、『カフカの夢分析』『精神病院と社会のはざまで』(以上、水声社)、『人はなぜ記号に従属するのか』『エコゾフィーとは何か』(以上、青土社)、ガタリ/ドゥルーズ『政治と精神分析』(法政大学出版局)、ガタリ/ネグリ『自由の新たな空間』(世界書院)、アザン『パリ大全』(以文社)、テヴォー『アール・ブリュット』(人文書院)、ジェノスコ『フェリックス・ガタリ』(共訳、法政大学出版局)、アリエズ/ラッツァラート『戦争と資本』(共訳、作品社)、ブランコ『さらば偽造された大統領』(共訳、岩波書店)などがある。

村澤 真保呂  (ムラサワ マホロ)  (

1968年生まれ。龍谷大学社会学部教授。フランス現代思想、社会思想史、環境問題専攻。共著書に『中井久夫との対話』(河出書房新社)、『ポストモラトリアム時代の若者たち』(世界思想社)、共編著に『里山学講義』(晃洋書房)、共訳書にシュトレーク『資本主義はどう終わるのか』、タルド『社会法則/モナド論と社会学』『模倣の法則』(以上、河出書房新社)、ラッツァラート『出来事のポリティクス』、ヤング『排除型社会』(以上、洛北出版)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。