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取引情報
世界リスク社会
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2014年1月
- 書店発売日
- 2014年1月28日
- 登録日
- 2013年12月4日
- 最終更新日
- 2018年2月1日
書評掲載情報
2014-06-14 |
図書新聞
評者: 伊藤美登里 |
2014-04-04 |
週刊読書人
評者: 飯島伸彦 |
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重版情報
2刷 | 出来予定日: 2016-03-08 |
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紹介
二極的な世界が姿を消していくのと軸を一にして、敵対する世界から危険でリスクに満ちた世界へと移行する。本書は、チェルノブイリ原発事故と同時に発表された自身のベストセラー『危険社会』発表後に寄せられた批判に応答しつつ、近代化とグローバル化を経て顕在化した新たな〈リスク〉のメカニズムを解明する。その議論は、3.11を経験する我々にとってもアクチュアルな議論となるだろう。
目次
謝辞
第1章 序──コスモポリタン宣言
第2章 コスモポリタン社会としての世界リスク社会? ──不確実性を生みだす枠組みが抱えるエコロジーの問題
2・1 世界リスク社会論の諸要素
2・2 リアリズムとコンストラクティビズムとの論争
2・3 世界公共圏とグローバル・サブ・ポリティクスの出現
第3章 産業社会からリスク社会へ──生存、社会構造、エコロジー的啓蒙の問題
3・1 リスクには時間の制約はないのか?
3・2 リスクの計算──開かれた未来を目のまえにした予測可能な安全性
3・3 リスクと脅威──正常な状態と例外状態とのオーバーラップについ
3・4 科学技術の役割とリスク社会における自然科学
3・5 社会におけるエコロジーをめぐるコンフリクト
3・6 政治的な再帰性──脅威の対抗勢力と社会運動が影響をおよぼす機会
3・7 エコロジーにもとづいた民主主義というユートピア
第4章 リスク社会と福祉国家
4・1 産業社会とリスク社会とのあいだ
4・2 福祉国家とリスク社会
4・3 ハザード対幸運──内的な危機としての環境の危機
4・4 社会の自己批判の理論としての再帰的近代化
4・5 単線的な科学技術の終わり?
4・6 進歩についての悲観主義の反定量性
4・7 要約と展望
第5章 サブ・ポリティクス──エコロジーと制度がもつパワーの統一性の喪失
第6章 認識か、無意識か? ──「再帰的近代化」をめぐる二つの視点
6・1 出発点──制度的反省(ギデンズ)、再帰的コミュニティ(ラッシュ)、意図せざる帰結(ベック)
6・2 無意識のタイプ
6・3 単線的な認識論と非‐単線的な認識論
6・4 無意識、意図せざる帰結、自己‐危険視
6・5 要約──議論の要点
第7章 リスク社会 再論──理論、政治、批判、研究プログラム
7・1 リスク社会の理論の諸要素
7・2 組織された無責任とリスクの定義づけをめぐるパワー・ゲーム
7・3 展望──リスクの好機
訳者解説──ポスト近代か、ハイパー近代か
原注
文献
索引
上記内容は本書刊行時のものです。