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近代日本語の形成と欧文直訳的表現
発行:勉誠出版
A5判
232ページ
定価
6,500円+税
- 書店発売日
- 2018年5月31日
- 登録日
- 2018年5月21日
- 最終更新日
- 2018年5月21日
紹介
近代、西欧の言語は、日本語の語彙・文法・文体等に大きな影響を与えた。
とくに、欧文を直訳的に翻訳した表現は、新たな発想を促し、表現構造を産むことで、日本語を活性化させてきた。
今もなお日本語に根付く欧文直訳的表現は、外国語を受け入れるなかで、どのように生成・受容されてきたのか?
英語教育における欧文訓読を鍵に、文・句・文法のレベルで翻訳を捉え、近代語の成立過程の一端を明らかにする。
★欧文直訳的表現とは…
「one of the …est/最も…のなかの一つ」、「 from the … point of view/…の見地からすれば」のように、近代において、欧文を直訳したことであらわれたとされる日本語表現のこと。
目次
はじめに
序章
第1部 英語教育・英語学習における訳出法
第1章 New National 1st Reader における訳出法
第2章 New National 2nd Reader における訳出法
第3章 New National 3rd Reader における訳出法
第4章 第1部のまとめ
第2部 翻訳文における訳出法
第1章 The Boscomb Valley Mysteryの翻訳における訳出法
第2章 Self-Helpの明治期翻訳における訳出法
第3章 第2部のまとめ
第3部 翻訳以外の文章における欧文直訳的表現
第1章 夏目漱石の文章における欧文直訳的表現
第2章 芥川龍之介の文章における欧文直訳的表現
第3章 第3部のまとめ
終章
おわりに
上記内容は本書刊行時のものです。