書店員向け情報 HELP
里海学のすすめ
人と海との新たな関わり
- 書店発売日
- 2018年4月13日
- 登録日
- 2018年3月26日
- 最終更新日
- 2018年3月26日
紹介
人が積極的にかかわることで身近な海を豊かにする「里海」という日本発の発想は、今なぜ世界に広がり、注目されているのか?
沖縄県恩納村と白保、高知県柏島、岡山県日生、インドネシア、フィジー、フロリダなど多彩な里海の事例を通じて、人と海とのつながりを深め、里海を創りだすためのみちすじを考える。
目次
はじめに 鹿熊信一郎
序章 里海とはなにか 鹿熊信一郎・柳哲雄・佐藤哲
Ⅰ 里海概念の意義と里海創生活動の広がり
第1章 里海概念の世界的インパクト―原生的自然保護を越えて Michael Crosby
第2章 里海創生の歴史 柳哲雄
Ⅱ 直接人の手をかけて生態系機能を高める
第3章 海垣を創って生物多様性を高める―沖縄県白保 上村真仁・Annie Claus
第4章 藻場を再生させて魚を増やしカキを養殖する―岡山県日生 柳哲雄
第5章 マングローブ植林と多栄養段階養殖で放棄池地域を復興する―インドネシア・西ジャワ S. Suhendar/Tetsuo Yanagi
Ⅲ 海の資源を豊かにする
第6章 サンゴ礁の資源を管理する―沖縄県沖縄市 柳田一平・鹿熊信一郎
第7章 裸足の生態学者が干潟の資源を守る―スペイン・ガリシア Gonzaro Macho
第8章 海洋保護区ネットワークで資源を守る―フィジー Jokim Kitolelei/Shinichiro Kakuma
Ⅳ 人と海のつながりを紡ぐ
第9章 モズク養殖とサンゴ礁再生で地方と都市をつなぐ―沖縄県恩納村 比嘉義視・竹内周・家中茂
第10章 ダイバーと漁業者が協働して里海を創る―高知県柏島 神田優・清水万由子
第11章 レジデント型研究機関が地域と外の世界をつなぐ―アメリカ・フロリダ Michael Crosby
終章 里海が拓く未来 鹿熊信一郎・柳哲雄・佐藤哲
おわりに 佐藤哲
上記内容は本書刊行時のものです。