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水族館の文化史 溝井裕一(著/文) - 勉誠出版
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水族館の文化史 (スイゾクカンノブンカシ) ひと・動物・モノがおりなす魔術的世界 (ヒトドウブツモノガオリナスマジュツテキセカイ)

歴史・地理
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発行:勉誠出版
A5判
352ページ
定価 2,800円+税
ISBN
978-4-585-22210-1   COPY
ISBN 13
9784585222101   COPY
ISBN 10h
4-585-22210-3   COPY
ISBN 10
4585222103   COPY
出版者記号
585   COPY
Cコード
C0020  
0:一般 0:単行本 20:歴史総記
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2018年5月5日
最終更新日
2018年5月5日
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書評掲載情報

2018-10-14 毎日新聞  朝刊
評者: 三浦雅士(評論家)
2018-07-29 東京新聞/中日新聞  朝刊
2018-07-28 朝日新聞  朝刊
評者: 横尾忠則(美術家)
2018-06-23 日本経済新聞  朝刊
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紹介

ひとが「魚を見ること」にはどんな意味が秘められているのか。
古代の養魚池文化にはじまり、黎明期の水族館のユニークな展示、植民地支配とのかかわり、SF小説や映画の影響、第二次世界大戦中の苦難、展示のストーリー化、さらにはヴァーチャル・リアリティ技術とのハイブリッド化が進む最新の水族館事情など、古今東西の水族館文化を図版とともに概観、ガラスの向こう側にひろがる水の世界へいざなう。
カラー・モノクロ図版を200枚以上掲載!

目次

はじめに ガラスのむこうの「海」

第1章 水族館前史
 1 古代人の水族「観」
 2 中世ヨーロッパにおける水族「観」
 3 「紙の水族館」あらわる―近世~近代ヨーロッパの博物学
 コラム1 日本神話における水界と水族のイメージ
 コラム2 中国・日本における藻魚図と本草学
 コラム3 金魚文化の隆盛

第2章 モダンでレトロな近代水族館の世界
 4 「アクアリウム」の誕生
 5 帝国の水族館
 6 夢の水族館つき実験所
 コラム4 海の教会―ハンブルク動物園つき水族館
 コラム5 英国軍艦「チャレンジャー」の航海

第3章 日米の水族館と激動の時代
 7 星条旗のもとで―アメリカ水族館物語
 8 陸にあがった「龍宮城」―日本人と水族館
 9 激動の時代の水族館
 コラム6 浦島太郎と龍宮

第4章 非日常体験を求めて―「テーマアクアリウム」の時代世紀
 10 新しい展示、新しい海のイメージ
 11 「海洋パーク」と「テーマアクアリウム」の出現
 12 日本における「テーマアクアリウム」の発展
 13 「体験消費の場」としての水族館
 コラム7 水族館を経営するシミュレーションゲーム『テーマアクアリウム』
 コラム8 沖縄国際海洋博覧会と海洋開発
 コラム9 ショッピングモールのような水族館

第5章 水族館は境界をこえて―生きもの展示の未来
 14 動揺する水族館
 15 水族飼育をめぐる攻防―じっさいにあった事件が語ること
 16 「ハイブリッド水族館」への道
 
注/図版出典一覧/主要参考資料・URL一覧
あとがき

著者プロフィール

溝井裕一  (ミゾイユウイチ)  (著/文

関西大学文学部准教授。博士(文学)。専門は西洋文化史、ひとと動物の関係史、ドイツ民間伝承研究。主な著書に、『動物園の文化史―ひとと動物の5000年』(勉誠出版、2014年)、『ファウスト伝説―悪魔と魔法の西洋文化史』(文理閣、 2009年)、編著に『グリムと民間伝承―東西民話研究の地平』(麻生出版、2013年)、共編著に、『想起する帝国―ナチス・ドイツ「記憶」の文化史』(勉誠出版、2016年)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。