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NATO 冷戦からウクライナ戦争まで 村上 直久(著/文) - 平凡社
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NATO 冷戦からウクライナ戦争まで (NATO レイセンカラウクライナセンソウマデ) 巻次:10171017

新書
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発行:平凡社
新書判
224ページ
定価 860円+税
ISBN
978-4-582-86017-7   COPY
ISBN 13
9784582860177   COPY
ISBN 10h
4-582-86017-6   COPY
ISBN 10
4582860176   COPY
出版者記号
582   COPY
Cコード
C0231  
0:一般 2:新書 31:政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年11月15日
書店発売日
登録日
2022年9月23日
最終更新日
2022年11月25日
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紹介

第二次大戦後、ソ連など東側諸国への対抗のため作られた軍事同盟NATO(北大西洋条約機構)。冷戦終結でその役割を終えるかと思われたが、90年代のユーゴ紛争、21世紀の中東紛争で重要な役割を果たし、東欧への拡大は現在のウクライナ戦争の大きな原因となった。さらにウクライナ戦争は、中立国だったフィンランドとスウェーデンのNATO加盟という思わぬ結果をもたらした──。
冷戦終結後、拡大を続けてきた西側軍事同盟の“ほんとう”の姿。プーチンはなぜウクライナに侵攻したのか。NATOの歴史を知れば、ウクライナ戦争がわかる!


《目次》
プロローグ
第一章 NATOの誕生、冷戦とその終結
第二章 旧ユーゴ紛争とNATO空爆
第三章 NATOのアフガン・ミッション
第四章 NATOの拡大
第五章 NATOとEU
第六章 ウクライナ戦争とNATO
[コラム]日本とNATO
エピローグ

巻末資料
NATO年表
北大西洋条約
2022年NATO戦略概念の部分訳
歴代のNATO事務総長
ヨーロッパの安全保障構造
参考文献・資料一覧


《著者紹介》
1949年生まれ。東京外国語大学フランス語学科卒業。75年時事通信社入社。編集局英文部、外国経済部で記者、デスク。米UPI 通信本社(ニューヨーク)出向、ブリュッセル特派員を経て、2001年に退社後、長岡技術科学大学で14年間、常勤として教鞭を執る。専攻は国際関係論。定年退職後、時事総合研究所客員研究員。学術博士。日本記者クラブ会員。著書に『ユーロの挑戦』『国際情勢テキストブック』(以上、日本経済評論社)、『WTO』『世界
は食の安全を守れるか』『EU はどうなるか』(以上、平凡社新書)など。編著に『EU 情報事典』(大修館書店)。

目次

プロローグ
最も成功した軍事同盟/蜜月も/ロシアに見抜かれた弱さ/NATOは最大の試練に/本書の構成

第一章 NATOの誕生、冷戦とその終結
NATOの誕生/ワルシャワ条約機構の誕生/冷戦の始まり/冷戦第一期──「核手詰まり」(一九五〇年代前半から十数年)/ハンガリー事件/キューバ危機/冷戦第二期/プラハの春/東欧諸国の政軍関係/冷戦第三期──一九八〇年代/ポーランドの自主管理労組「連帯」/核の脅威──中距離核戦力/冷戦の終結/汎ヨーロッパ・ピクニック/ビロード革命/ベルリンの壁の崩壊/東西ドイツ再統一/ソ連の崩壊/冷戦に幕/一年三カ月後の東欧/東との対立から協調へと変貌するNATO/一九九一年の新戦略概念/一九九四年のブリュッセル首脳会議

第二章 旧ユーゴ紛争とNATO空爆
アドリア海の米駆逐艦/モザイク国家ユーゴスラビア/スロベニア、クロアチアが独立/ボスニア紛争が露呈したEUの無力ぶり/NATOによるボスニア空爆の背景/コソボ紛争とユーゴ消滅/セルビアとハンガリー、「綱渡り」外交/旧ユーゴ諸国のEU加盟

第三章 NATOのアフガン・ミッション
「世界が変わった日」/一方的な対アフガニスタン戦争/国際治安支援部隊/イラク戦争と戦後処理の「壁」/多難な戦後復興/米国は「大中東民主化構想」をトーンダウン/イスラム国/米軍のアフガン撤退、イラクでの任務完了

第四章 NATOの拡大
冷戦期の拡大/NATOの第一次東方拡大/第二次東方拡大/第三次東方拡大/東欧へのミサイル防衛システム配備

第五章 NATOとEU
幻の二共同体/フーシェ・プラン/政治統合への動き/ESDPとNATO/文民危機管理へ/欧州対外活動庁/二〇一〇戦略概念──「ハイブリッド同盟」に/NATOのリビア攻撃/ウクライナはEU加盟候補国

第六章 ウクライナ戦争とNATO
ウクライナ略史/なぜ、いま北方拡大?/トルコの反対撤回/ウクライナの西側志向/ウクライナの「フィンランド化」?/目指すはEU加盟/ロシアとNATO/ロシアとEU/欧州で大戦後最大の難民危機/穀物輸出滞り、世界食料危機の懸念/化石燃料の対ロ依存削減へ/中ロ連携への警戒/したたかなインドの全方位外交/核の脅威への危機感/多大な人的・物的被害/四州を一方的に併合/ウクライナ、NATO加盟手続きの加速化求める

[コラム]日本とNATO

エピローグ

巻末資料
NATO年表
北大西洋条約
2022年NATO戦略概念の部分訳
歴代のNATO事務総長
ヨーロッパの安全保障構造
参考文献・資料一覧

著者プロフィール

村上 直久  (ムラカミ ナオヒサ)  (著/文

1949年生まれ。東京外国語大学フランス語学科卒業。75年時事通信社入社。編集局英文部記者、米UPI通信本社(ニューヨーク)出向、外国経済部記者を経て、89年から94年までブリュッセル特派員。2001年に退社後、長岡技術科学大学准教授などを歴任。現在は時事総合研究所客員研究員。1999年から時事通信『Jiji-Web』に月次コラム「EUウオッチング」を執筆。日本EU学会会員。日本記者クラブ個人会員。
著書に、『欧州連合が超国家となる日』(実業之日本社)、『ユーロの挑戦』『国際情勢テキストブック』(いずれも日本経済評論社)、『WTO』『世界は食の安全を守れるか』(いずれも平凡社新書)、編著に『EU情報事典』(大修館書店)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。