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経済危機はいつまで続くか 永濱 利廣(著/文) - 平凡社
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経済危機はいつまで続くか (ケイザイキキハイツマデツヅクカ) 巻次:956956 コロナ・ショックに揺れる世界と日本 (コロナショックニユレルセカイトニホン)

新書
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発行:平凡社
新書判
224ページ
定価 880円+税
ISBN
978-4-582-85956-0   COPY
ISBN 13
9784582859560   COPY
ISBN 10h
4-582-85956-9   COPY
ISBN 10
4582859569   COPY
出版者記号
582   COPY
Cコード
C0233  
0:一般 2:新書 33:経済・財政・統計
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年10月15日
書店発売日
登録日
2020年8月25日
最終更新日
2020年10月9日
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紹介

新型コロナウイルスによるパンデミックによって、世界経済はリーマン・ショックを超える危機に見舞われている。大国アメリカが矢継ぎ早に大規模な経済対策を打ち出したことで、各国の経済は落ち着きを取り戻しつつある。だが日本の場合は、消費増税に加え、オリンピックの延期で内需はより悪化しているのだ。コロナ禍によって落ち込んだ景気は、どのタイミングで回復するのか。
過去のデータや事例を駆使しながら、世界と日本経済のその後を予測する!

目次

《目次》
はじめに

第1章 アメリカファーストのゆくえ
コロナ・ショックに揺れるアメリカ
岐路に立たされたトランプ大統領
3兆ドル以上の財政出動と金融緩和
二期目のトランプを待ち受ける試練
バイデンが大統領になったら政策はどうなるか
NYダウは市場最高値を再び目指すのか
溢れる緩和マネーと積み上がる債務は克服できるか
金融引き締めはできない
アメリカを静かに苦しめる学生ローンの爆弾
広がる格差社会の先にはなにが

第2章 「一帯一路」構想はどうなるのか
コロナ・ショックからいち早く回復した中国
崩壊したサプライチェーンではあるが
過剰債務に潜むリスクとは
内需は好調でも産業構造の変化で経済は停滞する
人口構造をみても経済成長の鈍化は避けられない
「一帯一路」構想の見直しで世界の新秩序はどうなるか

第3章 結束から分断に向かうEU
中国との関わりの深さが仇となったイタリア
イタリアの財政とフランスの経済改革への反対運動
依然不透明なイギリスの離脱とユーロ圏経済への影響
ドイツは欧州を牽引できるか
コロナ・ショックで財政ルールの一時停止
新型コロナウイルスによる被害の差がもたらすもの

第4章 オイルマネーと地政学リスク
原油価格は一時マイナスにまで大暴落
産油国の経済と内政への影響に注意が必要
地政学リスクを高めるイランのゆくえ
純輸出国アメリカのシェールオイルは崩壊するか
原油価格の暴落は日本景気に追い風となるか
原油価格が再び上昇するには

第5章 人口減少と格差が広がる日本経済
明らかになったインバウンド・リスク
延期によるオリンピック景気のゆくえ
日本経済に大きな影響を与えかねない円高リスク
コロナ・ショックから回復しても内需は戻らない
都市と地方の格差はさらに拡大する
多くの誤解がある財政規律と社会保障
所得格差の固定化で少子化は加速する

終 章 その先の世界経済と日本の未来
リターンからリスク回避へのシフトで経済は長期に停滞する
過剰貯蓄はさらに積み上がっていく
コロナ・ショック後はインフレかデフレか
財政リスクは高まっていくのか
「流動性の罠」によって金融緩和は効かなくなる
金融緩和によるひずみが次のリスクを招く
バブルを形成するリスクはさらに高まっていく
「新しい生活様式」の核となる5Gの技術は加速する

あとがき

著者プロフィール

永濱 利廣  (ナガハマ トシヒロ)  (著/文

第一生命経済研究所首席エコノミスト。1995年早稲田大学理工学部卒業、2005年東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。1995年第一生命保険に入社、日本経済研究センターを経て、2016年より現職。総務省消費統計研究会委員、景気循環学会理事、跡見学園女子大学非常勤講師、あしぎん総合研究所客員研究員。著書に『経済指標はこう読む』(平凡社新書)、『MMTとケインズ経済学』(ビジネス教育出版社)、『エコノミストの父が、子どもたちにこれだけは教えておきたい大切なお金の話』(ワニ・プラス)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。