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愛犬の日本史 桐野 作人(著/文) - 平凡社
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愛犬の日本史 (アイケンノニホンシ) 巻次:950950 柴犬はいつ狆と呼ばれなくなったか (シバイヌハイツチントヨバレナクナッタカ)

新書
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発行:平凡社
新書判
304ページ
定価 960円+税
ISBN
978-4-582-85950-8   COPY
ISBN 13
9784582859508   COPY
ISBN 10h
4-582-85950-X   COPY
ISBN 10
458285950X   COPY
出版者記号
582   COPY
Cコード
C0261  
0:一般 2:新書 61:農林業
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2020年5月26日
最終更新日
2020年7月7日
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書評掲載情報

2020-09-06 読売新聞  朝刊
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紹介

時代劇の江戸の町に、洋犬がいたら驚かれるだろうか?
しかし、貿易で来日したダックスフントは、室町時代に目撃されている。
唐犬や南蛮犬と呼ばれたグレイハウンドやマスチフは名将たちの憧れの的となり、
百人以上が戦死する奪い合い合戦が起きるほどだった。 日本人は犬をどう愛してきたか?
犬はどう応えたか。歴史からふりかえる。


目次

《目次》
まえがき 犬来たりなば

第一章 戦国・南蛮犬合戦
東郷家と薩州家の二十年戦争/阿久根から消えた犬/犬の所有者、戦死
火縄銃、大砲、南蛮犬
コラム 太田三楽斎の軍用伝令犬

第二章 誰もが欲しがる武将の南蛮犬
キリシタン大名から贈られた舶来の珍犬/凶と出たので飼えません
「その犬が欲しい」、秀長に望まれて/唐犬で大喧嘩──徳川家対島津家
コラム その犬、白き毛皮を光らせ

第三章 江戸の世に犬栄え
ある愛犬大名の肖像/犬貿易/大名までもが「唐犬乱舞」/江戸のお仕事犬たち
洋犬図あれこれ/引っ越し大名の狩り日記/松平家の犬づきあい
コラム 歌舞伎と犬──「傾唐犬浮世歓迎」

第四章 あれも狆 これも狆 たぶん狆 きっと狆
狆は、犬と猫の「あいだ」/柴犬よ、おまえもか/狆を悼み/引っ越し大名の狆たち
鳥屋は狆のブリーダー/当時の犬医療/愛犬本『犬狗養畜傳』
狆を京までつれてって/大奥は狆の園
コラム 犬が子どもとあらんことを

第五章 生類憐みの令とは何だったのか?
綱吉は愛犬家、ではない/野犬はびこる町/中野の犬小屋
「松浦侯の赤毛犬」/吉宗の大人買い
コラム 有馬家は犬で狐の霊祓い

第六章 薩州犬屋敷 島津家の犬外交
関白秀次までが犬を/福島正則までが犬を/水戸斉昭までが犬を
コラム 「あの日に帰りたい」──右京大夫の回想

第七章 幕末・犬絵巻
海外犬事情/ 推しはシーボルト/今日もどこかで八犬伝/狆は高価なり
狆愛づる姫君/プリンス昭武とリヨン/マネ、ルノワールが描かされた「タマ」
コラム 神風連の青年の愛犬「虎」

第八章 ツンだけではない、西郷隆盛の愛した犬たち
ツンのモデルは別の犬/「ツンが小さすぎる!」/兎追いし狩倉/犬連れ温泉旅
なぜ狩猟にのめり込んだのか?/「攘夷家」、「寅」、個性豊かな犬たち/愛犬を詠んだ漢詩
コラム 新政府の「犬の首輪作戦」

第九章 国交われば 犬がくる ──明治の愛犬家
狂犬病の流行/セレブリティ、猟にハマる/純血種の受難/明治宮殿に犬満ちる
戌年生まれの皇太后/后たちの狆外交/ペチャ鼻になったスパニエル
コラム 老いたる狆に道をおそわり ── 明治宮殿裏話

第十章 華麗なる愛犬界 ──大正の犬事情
はいから犬が通る/「愛犬舎」あらわる/大正天皇の疑惑/生き残れ日本犬
当時の流行犬/蝶々さんと狆/そして昭和へ

第十一章 戦争を駆けた犬たち
ハチ公とリンチンチン/雑誌『シヱパード』は楽し/からいぬ盛衰記
シェパードは愛玩犬か、軍用犬か?/犬だらけの川端邸
ラッシー誕生のアメリカから/軍人を慰めた犬
コラム 想い出のサン、フラン、シスコ──吉田茂と犬

第十二章ドッグ・トゥ・ザ・フューチャー──戦後から現代へ
B‐29が犬を運んだ/秋田犬とアメリカン・アキタ/犬を殖やして外貨を稼ごう
狆また昇る/源田實と「三笠号」/犬ぞり犬を助け出せ!/盲導犬第一号
のらくろからチョビへ/CMで活躍する犬/犬と暮らし続けるために
おわりに 愛犬たちの墓碑銘

著者プロフィール

桐野 作人  (キリノ サクジン)  (著/文

作家・歴史研究家

吉門 裕  (ヨシカド ユタカ)  (著/文

歴史研究家

上記内容は本書刊行時のものです。