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スポーツビジネス15兆円時代の到来 森 貴信(著/文) - 平凡社
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スポーツビジネス15兆円時代の到来 (スポーツビジネス15チョウエンジダイノトウライ)

新書
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発行:平凡社
新書判
232ページ
定価 840円+税
ISBN
978-4-582-85915-7   COPY
ISBN 13
9784582859157   COPY
ISBN 10h
4-582-85915-1   COPY
ISBN 10
4582859151   COPY
出版者記号
582   COPY
Cコード
C0275  
0:一般 2:新書 75:体育・スポーツ
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2019年4月27日
最終更新日
2019年6月8日
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紹介

長らく競技者(選手)のものだった日本のスポーツは、新しいステージを迎え、今後より人びとの暮らしに密着したものになる。すでに起こっている事例を挙げつつ、人・モノ・カネの動きの実際と予想される未来を、スポーツビジネスの最前線で活躍する著者が語る。
そもそも、スポーツは仕事(の場)となりうるのかという疑問に発し、政府が提言する『日本再興戦略2016』のうち、国が〈スポーツの産業化〉を強く後押ししている実態を紹介、その意味をていねいに分析することで、今後、劇的な経済効果を促す異業種との交流や他産業の参入、さらにはスポーツイベントに連動する生活の場と習慣の変化など、スポーツというフィールドに秘められた大きな可能性に迫る。
――進学、就職・転職から共生の場の創出まで、新時代の社会のかたちが見えてくる。

目次

《目次》
はじめに

第1章 スポーツビジネスは有望か──『日本再興戦略2016』で描かれる未来
恩師の言葉/スポーツビジネスを取り巻く環境/有望なスポーツ業界の事業環境
「国が力を入れる事業」に定められたスポーツ産業/明確に数値化されたスポーツの未来
新たに講ずべき具体的な施策はなにか/スタジアムのコストはどこが持つ?
日本版NCAAが秘める可能性/他産業とスポーツ界の連携が莫大な経済効果を生み出す
自動車産業を超えるスポーツ産業/「ゴールデン・スポーツイヤーズ」がやってくる!
スポーツイベントによる経済効果
これまでの日本のスポーツ──体育、ボランティア、アマチュアリズム
今後、日本で起こること──日本スポーツの構造的限界は打破される

第2章 マネジメント論──日本のスポーツマネジメント
日本独特の文化、出向者によるマネジメントの弊害/スポーツマネジメントに課題はないか
スポーツマネジメントの実態/人材の壁/ルールの壁/能力の壁
異質を受け入れる器量/社長が変われば組織は変わる──長崎の奇跡
選手に投資するのはナンセンス──DAZNマネーの使い方

第3章 スタジアム論──スポーツビジネスを飛躍させるトレンド
なぜ今スタジアムなのか──スタジアムで生まれ変わった広島東洋カープ
政府にも期待されているスタジアム改革/スポーツにおけるスタジアム・アリーナの重要性
スタジアムの所有者によって変わる利用方法
スタジアムを使った経営改革──なぜ自前のスタジアムが良いのか
日本版スタジアム改革の原点──東北楽天ゴールデンイーグルス「楽天生命パーク宮城」
スポーツがまちづくりにも関与する──横浜DeNAベイスターズ「横浜スタジアム」
「ボールパーク構想」が促した本拠地移転──北海道日本ハムファイターズ
指定管理者制度を使って48年契約──ガンバ大阪「パナソニック スタジアム 吹田」
大規模イベントをきっかけに指定管理者になる──ヴィッセル神戸「ノエビアスタジアム神戸」
スタジアム・アリーナに関する政府のガイドライン
スタジアム・アリーナ建設で人と街が〝再生〟する
広がるさまざまなアイデア、変貌するスタジアム体験
スポーツ観戦から予想外の体験ができる場所へ

第4章 スポーツ業界のキャリア論──スポーツのその先を考える人になる
ミスマッチが多いスポーツ業界の採用現場/アスリートが迫られるセカンドキャリア
採用する側からみたアスリートの特性/アスリートを支える人に求められる資質
アスリートの成長を支える仕組み/アスリートであること、そのメリットを活かす

第5章 地方創生論──スポーツは地方創生に有効か
街の誇りに訴えた長崎でのチャレンジ/街の誇りとスポーツ/スポーツと地域の密接な関係
ハードとソフトの組み合わせからはじめる地方創生/スポーツと地方創生の相性
スポーツに備わる機能とはなにか/スポーツが日常そのもの──阪神タイガース
女子サッカーによる地方活性化/人を動かすスポーツツーリズム
「スポーツで地域を元気にする」の次へ

おわりに

著者プロフィール

森 貴信  (モリ タカノブ)  (著/文

1969年長崎県生まれ。トーメン、トヨタ自動車を経て、2005年V・ファーレン長崎の立ち上げに参画。その後、サガン鳥栖、埼玉西武ライオンズを経て、現在はラグビーワールドカップ2019組織委員会チケッティング・マーケティング局局長(チケッティング担当)。また株式会社マグノリア・スポーツマネジメント代表取締役として、スポーツ特化型クラウドファンディング「FARM Sports Funding」も運営する。JFAスポーツマネジャーズカレッジ2期生。早稲田大学招聘研究員。慶応ビジネススクールMBA(2003年)。

上記内容は本書刊行時のものです。