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シニアひとり旅 インド、ネパールからシルクロードへ
- 書店発売日
- 2019年6月17日
- 登録日
- 2019年4月27日
- 最終更新日
- 2019年6月8日
書評掲載情報
2019-08-25 |
読売新聞
朝刊 評者: 戌井昭人(作家) |
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紹介
ビザの煩雑さ、移動手段、衛生面や治安に対する不安など、かつて、インドや中央アジアへのひとり旅はハードルが高かった。だが、旅がしやすい地域となったいま、この地を再び訪れると、若い頃にはわからなかった人情や歴史の深さに心がひきつけられる。混み合う列車の旅でインドの人々の優しさに気づき、シルクロードのバザールでは、悠久の時の流れに思いを馳せる――。
肩肘を張らずに次なるアジアへ、シニアならではの旅に出かけよう。
目次
《目次》
はじめに
第1章 インド──この地を踏まずに、ひとり旅は語れない
惑わされ、そして深みにはまっていく
シニアが抱くインドへの想いは……
摩訶不思議な列車の予約システム
シニアになって気づいた彼らの優しさ
第2章 ネパール──再訪トレッキングの聖地へ
山岳部時代には楽にのぼれたが……
三十年前、出版企画で挑んだアンナプルナ
六十歳をすぎ、再びトレッキングコースを歩く
韓国人のシニアが多い理由とは
許可証を持ってはいたが
第3章 パキスタン──旅すればときは遡る
渡航歴があるだけで……
様変わりしたラホールの街並み
ダイウ(大宇)のバスでイスラマバードへ
旅人の憧れだったカラコルム・ハイウェイ
アフガニスタンへの玄関口ペシャワルで
第4章 バングラデシュ──支援と自立の狭間で
なぜか安心して旅ができる国
首都ダッカを襲ったテロの背景には
援助への期待と、それを支え続ける難しさ
第5章 中央アジア──旧ソ連から独立した国々
陸路でも入国しやすくなった
国境越えにはかつて、多くの困難が待ち受けていた
小さな村々を巡って思ったこと
交通の要衝として栄えるシムケント
第6章 シルクロード──交易を担ったソグド人の面影
交易路として栄えた中央アジア
シルクロードの痕跡とイスラム建築
数奇な運命を辿るシルクロードの民
いまも息づく往時のなごり
交差点に立ち、ターキーを眺めれば
第7章 新疆ウイグル自治区──ひとり旅だからこそみえるもの
旅をするにも厳しいチェックが待ちうける
ウイグル人に課される〝踏み絵〟
締めつけるほどテロは頻発していく
それでも彼らの笑顔が絶えないわけ
終 章 南・中央アジアへの旅で知っておきたいこと
インド。訪ねるエリアを決めることから
ネパール。トレッキングを楽しむなら乾季
パキスタン。渡航には旅行会社を使うことも必要
バングラデシュ。ネットからいったん離れて現地で確認
中央アジア。渡航にはソウル経由がいい
シルクロード。旅立つ前に交易ルートの知識も必須
新疆ウイグル自治区。宿の手配はトリップ・コムでチェック
上記内容は本書刊行時のものです。