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警察庁長官狙撃事件
真犯人“老スナイパー”の告白
- 書店発売日
- 2019年2月18日
- 登録日
- 2018年12月27日
- 最終更新日
- 2019年2月7日
紹介
平成最大の未解決事件、警察庁長官狙撃事件。
捜査を主導した警視庁公安部がオウム犯行説に固執する一方、
刑事部は、過去に凶悪事件を起こし、刑務所に服役中の男から詳細な自供を得ていた。
著者は男と数年にわたって書簡を交わし、取材を進めるなかで彼こそが真犯人である確証を得る。
真犯人の素顔とは。警察内部で何が起きていたか。事件の闇を描く迫真のドキュメント。
目次
プロローグ
「オウム記者」と呼ばれて/平成最大の未解決事件
第一章 警察庁長官狙撃事件の闇
警察トップを狙った暗殺未遂テロ/警備が手薄だった國松長官
現場に残された「三つの謎」/警察の“ミス・キャスト”
テレビ朝日にかけられた「謎の脅迫電話」/極秘の捜査資料にあった「容疑者リスト」
A巡査長の自白/迷走する「オウム犯行説」/不可解な時効会見
第二章 老スナイパーの告白
“相棒”からの誘い/謎の日本人テロリスト“中村泰”/岐阜刑務所の“住人”
「狙撃は特殊作戦だった」/謎の武装組織「特別義勇隊」/歪んだ動機
秘密の暴露① 長官公用車の変更/秘密の暴露② 韓国硬貨と北朝鮮バッジ
秘密の暴露③ 逃走経路と自転車/秘密の暴露④ 銃を預けた貸金庫
秘密の暴露⑤ 銃の投棄/「二〇〇%真犯人」/「公安部と上層部に潰された」
唯一の目撃者が語った「長い銃」と「逃走経路」/逃走用の自転車は発見されていた
第三章 “真犯人”を追い詰めた捜査員たち
名古屋の現金輸送車強奪事件/愛知県警の叩き上げデカ/テロリストの意外な素顔
噓だらけの上申書/銃への執着心/「警察学校の教官よりもうまい」射撃技術
根っからの犯罪者/“協力者”を割り出す/“協力者”の突然死/名張のアジト
貸金庫から発見された大量の銃器/「対オウム戦」のための毒マスクと防弾チョッキ
捜査官Xの怨念
第四章 灼熱のアメリカ取材
「三つの謎」に対する回答/アメリカ最強の日本人コーディネーター
ロサンゼルス──銃社会アメリカの洗礼/サンフランシスコ──中村を知る最重要人物
中村の「射撃訓練」の痕跡を摑む/難航する「コルト・パイソン」を巡る旅
パソ・ロブレス──銃会社との“駆け引き”/銃砲店元店員の記憶
サンディエゴ──コルト・パイソンとの対面/コルト・パイソンを撃つ
ナイクラッド弾の謎/アリゾナ──ナイクラッド弾を追え!
消えたナイクラッド弾の行方/決定的証拠
第五章 再検証・オウム犯行説
妨害された中村捜査/ミトコンドリアDNA/公安部からの取材拒否
公安部が作成した「中村否定資料」/中村からの反論/再検証「A元巡査長犯行説」
再検証「平田犯行説」/「スプリング8」/A元巡査長の現在/平田信との面会
平田にはアリバイがあった/早川紀代秀の最後の告白/早川vs米村警視総監
上祐史浩の告白/オウムらしからぬ手口/教祖・麻原の衝撃発言/米村元警視総監を直撃
沈黙を続ける國松長官
第六章 共犯者の行方を追う
捜査官Xの極秘資料/謎に包まれた共犯者/中村が語った共犯者“ハヤシ”
「軍事教室」と日本人教官/軍事教室の残党たち/扉越しの奇妙な対面
東郷と加藤の正体/“裏の仕事”をもらっていた/フランスからの便り
最後の容疑者/たった一人の“再捜査”/ついに共犯者を特定
エピローグ
上記内容は本書刊行時のものです。