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「ハーフ」ってなんだろう? 下地 ローレンス吉孝(著/文) - 平凡社
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「ハーフ」ってなんだろう? (ハーフッテナンダロウ) あなたと考えたいイメージと現実 (アナタトカンガエタイイメージトゲンジツ)

社会一般
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発行:平凡社
四六判
224ページ
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-582-83866-4   COPY
ISBN 13
9784582838664   COPY
ISBN 10h
4-582-83866-9   COPY
ISBN 10
4582838669   COPY
出版者記号
582   COPY
Cコード
C0031  
0:一般 0:単行本 31:政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年4月21日
書店発売日
登録日
2021年2月26日
最終更新日
2021年4月13日
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書評掲載情報

2021-10-30 東京新聞/中日新聞  朝刊
2021-07-18 読売新聞  朝刊
評者: 飯間浩明(国語辞書編纂者)
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紹介

「ハーフ」などの言葉は浸透しているが、現実には一人一人が様々な経験をしている。社会構造やイメージを問い直し、一人一人の声を聞き、人権やメンタルヘルスについて考える。
 
 最初に言いたいのは、もしあなたが何かで悩んでいたり何かの問題に直面しているなら、その原因を自分自身だけに求めて責めるのではなく、社会との関係性の中でとらえ直してほしいということです。
 私はある文章の中で、いじめや差別の原因について、「肌の色が原因でいじめられた」、あるいは「ルーツが原因で差別を受けた」という表現があるのを見かけたことがあります。現実に、「ハーフ」と呼ばれる子どもたちがいじめや差別を経験するケースはあります。けれどもそれを、その人自身の「ルーツが原因で」と言ってしまうと、「あなたに海外ルーツがあることが原因」、つまり「海外ルーツがあること自体が問題」で、「それでいじめが発生する」という話になってしまいます。(略)
 差別があるのはルーツや肌の色、髪質そのものが原因ではありません。
 (「はじめに」より)
 
 本の内容
 
 はじめに
 
 インタビュー 野本らなさん 野本アブルさん
 
第1章 「ハーフ」の問題は社会の問題なの?
  1 社会の問題として考えるってどういうこと?
  2 「ハーフ」の日常ってどんな感じ?

 インタビュー 川辺ナオミさん/加藤圭介さん/紗さん/入江晃樹アレハンドロさん

第2章 それぞれの経験が複雑ってどういうこと?
 
 インタビュー 鈴倉佳代さん/佐々木リアムさん/カーン ハリーナさん/山内里朱さん

第3章 「ハーフ」のイメージと現実は違うの?
  1 「ハーフ」の歴史は日本の歴史なの?
  2 「ハーフ」のイメージはどうやってつくられたの?

 インタビュー 杉本寛樹さん/清水紗織里さん/朴知佐さん

第4章 「当たり前を問い直す」ってどういうこと?
  1 差別ってなんだろう?
  2 だれも「偏見」から逃れられないの?

 インタビュー あんなさん/バーヌさん/戸田紗季さん/みちみちるさん

第5章 メンタルヘルスについてどう向き合うといいの?
  blossom the project 中川ホフマン愛さん
  African Youth Meetup 三浦アークさん、大塚エレナさん
  心理カウンセラー ラッシュ セリーナ萌さん

 インタビュー 齊藤 花ジェニファーさん/田村カエデさん

おわりに /参考にした文献


上記内容は本書刊行時のものです。