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『大菩薩峠』の世界像
発行:平凡社
縦20mm
294ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2009年7月
- 登録日
- 2015年8月20日
- 最終更新日
- 2015年8月20日
書評掲載情報
2009-07-26 |
朝日新聞
評者: 高村薫(作家) |
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紹介
一般に「大衆小説」とされるこの作品が、発表当時から現在まで、おびただしい作家・思想家を惹きつけてきたのはなぜか?引き出された膨大な言葉をていねいにたどりながら、登場人物それぞれが人間の営みの「原問題」を問い続ける「大乗小説」(介山)の構造、方法、その魅力を鮮やかに解析する、気鋭の力作。
目次
第1部 峠のアンチノミー(世界の起源-峠の殺人
机龍之助とは何か ほか)
第2部 二つの世界の往還(二つの時間の共存
もう一つの道中記 ほか)
第3部 カルマ曼陀羅とは何か(カルマ曼陀羅とは何か
カルマの内と外-作者・作品・読者)
エピローグ-それからの龍之助
上記内容は本書刊行時のものです。