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中世哲学の射程
巻次:962962
ラテン教父からフィチーノまで
- 初版年月日
- 2024年3月5日
- 書店発売日
- 2024年3月7日
- 登録日
- 2024年1月26日
- 最終更新日
- 2024年3月14日
紹介
ギリシア哲学の遺産を継ぎ、キリスト教の息吹を承けて形成された〈中世哲学〉。一千年に及ぶその豊かな流れを、アウグスティヌス、ディオニュシオス・アレオパギテス、六世紀のボエティウス、十一―十三世紀スコラ学のアンセルムス、サン?ヴィクトルのフーゴー、トマス・アクィナス、十五世紀のクザーヌス、フィチーノらを中心とする、おびただしい思考の輻輳の中に照らし出す。――
理性の自己解明に深化する超越論哲学と、その理性を自己突破に導く否定神学の伝統を両輪とするリーゼンフーバー哲学の基柱、待望のセレクション!
序にかえて
第一部 中世思想の構造
第一章 ラテン教父の思考様式と系譜
第二章 ラテン中世における教父神学の遺産
第三章 被造物としての自然──教父時代および中世における創造論
第四章 中世における自己認識の展開──近代思想の歴史的源泉をめぐって
第二部 中世の思想家たち
第五章 ボエティウスの伝統──プラトン主義とアリストテレス論理学の中世への継承
第六章 信仰と理性──カンタベリーのアンセルムスにおける神認識の構造
第七章 サン?ヴィクトルのフーゴーにおける学問体系
第八章 人格の理性的自己形成──トマス・アクィナスの倫理学の存在論的・人間論的構造
第九章 知性論と神秘思想──十三・十四世紀スコラ学の問題設定
第十章 神認識における否定と直視──クザーヌスにおける神の探求をめぐって
第十一章 否定神学・類比・弁証法──ディオニュシオス、トマス、クザーヌスにおける言語の限界と超越の言表可能性
第十二章 マルシリオ・フィチーノのプラトン主義と教父思想──キリスト教哲学の一展望
解題 理性の歴史──超越論哲学と否定神学 村井則夫
編訳者あとがき
索引
目次
序にかえて
第一部 中世思想の構造
第一章 ラテン教父の思考様式と系譜
第二章 ラテン中世における教父神学の遺産
第三章 被造物としての自然──教父時代および中世における創造論
第四章 中世における自己認識の展開──近代思想の歴史的源泉をめぐって
第二部 中世の思想家たち
第五章 ボエティウスの伝統──プラトン主義とアリストテレス論理学の中世への継承
第六章 信仰と理性──カンタベリーのアンセルムスにおける神認識の構造
第七章 サン゠ヴィクトルのフーゴーにおける学問体系
第八章 人格の理性的自己形成──トマス・アクィナスの倫理学の存在論的・人間論的構造
第九章 知性論と神秘思想──十三・十四世紀スコラ学の問題設定
第十章 神認識における否定と直視──クザーヌスにおける神の探求をめぐって
第十一章 否定神学・類比・弁証法──ディオニュシオス、トマス、クザーヌスにおける言語の限界と超越の言表可能性
第十二章 マルシリオ・フィチーノのプラトン主義と教父思想──キリスト教哲学の一展望
解題 理性の歴史──超越論哲学と否定神学 村井則夫
編訳者あとがき
索引
上記内容は本書刊行時のものです。