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お住の霊 岡本 綺堂(著/文) - 平凡社
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お住の霊 (オスミノレイ) 巻次:932932 岡本綺堂怪異小品集 (オカモトキドウカイイショウヒンシュウ)

文芸
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発行:平凡社
B6変型判
456ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-582-76932-6   COPY
ISBN 13
9784582769326   COPY
ISBN 10h
4-582-76932-2   COPY
ISBN 10
4582769322   COPY
出版者記号
582   COPY
Cコード
C0393  
0:一般 3:全集・双書 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年7月8日
書店発売日
登録日
2022年5月26日
最終更新日
2022年7月6日
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書評掲載情報

2022-10-09 読売新聞  朝刊
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紹介

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「いよいよ怖がらせるように、百物語でも始めますかな。」

生誕150年を迎える岡本綺堂の伝奇譚を精選した
史上初の復刻作品を含む珠玉のアンソロジー
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其の女はスルスルと枕辺に這って来て、どうぞお助け下さい、
御免なすッて下さいと、乱れ髪を畳に摺付けて潜然と泣く。

其の蒼ざめた顔、其の悲しそうな声、今も眼について耳について、
思い出しても悚然とします――。

『半七捕物帳』の第一作「お文の魂」の原型となった表題作や、
怪奇小説の代表作『青蛙堂鬼談』の原型と目される
幻の連作「五人の話」を史上初の完全復刻!
名作戯曲や随筆も含めて精選された傑作23編を収録。
2022年に生誕150年を迎える岡本綺堂の世界を存分に味わうアンソロジー。
幻想文学のスペシャリスト・東雅夫による大人気シリーズ、第十一弾。

◇目次◇
1 五人の話
はしがき
奇術師の話
人魚の話
大磯の話
炭焼の話
刺青師の話

2 怪奇戯曲
平家蟹
蟹萬寺縁起
青蛙神

3 妖怪実譚
お住の霊
河童小僧
池袋の怪
木曾の怪物
画工と幽霊

4 怪異随筆
怪奇一夕話
怪談一夜草紙
怪談
夏芝居
高座の牡丹燈籠
小坂部伝説
怪談劇
温泉雑記
火に追われて

附録 岡本綺堂年譜

収録作品初出一覧
編者解説 東雅夫

目次

Ⅰ 五人の話
はしがき
奇術師の話
人魚の話
大磯の話
炭焼の話
刺青師の話

Ⅱ 怪奇戯曲
平家蟹
蟹萬寺縁起
青蛙神

Ⅲ 妖怪実譚
お住の霊
河童小僧
池袋の怪
木曾の怪物
画工と幽霊

Ⅳ 怪異随筆
怪奇一夕話
怪談一夜草紙
怪談
夏芝居
高座の牡丹燈籠
小坂部伝説
怪談劇
温泉雑記
火に追われて

附録 岡本綺堂年譜

収録作品初出一覧
編者解説 東雅夫

著者プロフィール

岡本 綺堂  (オカモト キドウ)  (著/文

岡本 綺堂:1872年、東京芝高輪生まれ。府立一中(現・日比谷高等学校)卒業。新聞記者となり劇評、小説などを執筆。1908年発表の史劇『白虎隊』で脚光を浴び、『修禅寺物語』『鳥辺山心中』など新歌舞伎を代表する名作を次々と発表。江戸の風俗文化に関する豊かな学識を活かした『半七捕物帳』をはじめとする時代読物でも人気を博した。代表作はほかに『青蛙堂鬼談』『三浦老人昔話』『明治劇談 ランプの下にて』など。1939年没。

東 雅夫  (ヒガシ マサオ)  (編集

東 雅夫:1958年、神奈川県横須賀市生まれ。早稲田大学文学部卒業。アンソロジスト、文芸評論家。1982年から「幻想文学」、2004年から「幽」の編集長を歴任。著書に『遠野物語と怪談の時代』(角川選書、第64回日本推理作家協会賞受賞)、『百物語の怪談史』(角川ソフィア文庫)など、編纂書に『文豪怪談ライバルズ!』(ちくま文庫)、『文豪てのひら怪談』(ポプラ文庫)ほかがある。 また近年は『怪談えほん』シリーズ(岩崎書店)、『絵本 化鳥』(国書刊行会、中川学=画)など、児童書の企画監修も手がけ、ますます活躍の場を広げている。

上記内容は本書刊行時のものです。