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ロシア帝国論 : 19世紀ロシアの国家・民族・歴史
発行:平凡社
縦22mm
459ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2012年2月
- 登録日
- 2015年8月20日
- 最終更新日
- 2015年8月20日
書評掲載情報
2012-06-03 |
読売新聞
評者: 杉山正明(ユーラシア史家、京都大学教授) |
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紹介
近代としての国家を越える歴史学の試み!19世紀ナショナリズムの時代に、"ロシア"は交錯する国家・民族・宗教・歴史を、いかに再編しようとしたのか?ロシア帝国史の新しい地平を目指す。
目次
第1章 編成されるナロード(帝国におけるロシア人
「民族の単位化」、ロシア人・ウクライナ人・ベロルシア人
ロシア帝国における異族人)
第2章 帝国空間の統治位相(国家領域と国家編成
ロシア化について
国家認識の複合性)
第3章 認識されるアジアとスラヴ(東方への眼差し
拡張の力学と歴史空間
研究対象化するアジア
ロシアとスラヴ)
第4章 展示されるロシア・スラヴの民族性(近代ロシアにおける博物館の思想
一八六七年全ロシア民族誌博覧会
一八六七年スラヴ人会議)
第5章 ナロードナスチと学芸世界(ナロードナスチ研究の進展
視覚される国のかたち
ロシア帝国とロシア地理学協会)
上記内容は本書刊行時のものです。