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公教育制度の変容と教育行政 日本教育行政学会研究推進委員会(企画/原案) - 福村出版
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公教育制度の変容と教育行政 (コウキョウイクセイドノヘンヨウトキョウイクギョウセイ) 多様化、市場化から教育機会保障の再構築に向けて (タヨウカシジョウカカラキョウイクキカイホショウノサイコウチクニムケテ)

教育
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発行:福村出版
A5判
232ページ
定価 3,800円+税
ISBN
978-4-571-10194-6   COPY
ISBN 13
9784571101946   COPY
ISBN 10h
4-571-10194-5   COPY
ISBN 10
4571101945   COPY
出版者記号
571   COPY
Cコード
C3037  
3:専門 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年10月20日
書店発売日
登録日
2021年9月8日
最終更新日
2021年10月6日
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紹介

わが国のネット高校や米仏の事例を紹介しながら、多様化と市場化、「非通学型」学校・教育、協議の制度化に焦点を当て、公教育制度の現状と課題、今後のあり方について論じる。

目次

はしがき(横井敏郎)
第1部 公教育の多様化と市場化
 第1章 日本における公教育制度の内的多様化と潜在的拡張(横井敏郎)
  はじめに
  第1節 公教育制度原理の日本的特質と揺らぎの背景
  第2節 日本の公教育の境界線とその変容
  おわりに
 第2章 アメリカにおける公教育の多様化と包摂・排除――言語マイノリティに対する教育機会保障を対象として(滝沢 潤)
  第1節 「移民国家」アメリカの公教育と言語マイノリティに対する平等な教育機会保障
  第2節 カリフォルニア州の公教育における多様化と市場化
  第3節 選択を基盤とする公教育の多様化と包摂
  第4節 カリフォルニア州の公教育における包摂と今後の研究課題
 第3章 フランスにおける中等教育の大衆化と多様な学習保障(園山大祐)
  はじめに
  第1節 戦後の先行研究に見る公教育制度の弊害
  第2節 「第2次教育爆発」――選抜の先送りに見る教育課程の階層化
  第3節 中学校の単線化という功罪――隠れた選抜システムと内部における排除
  第4節 多様化する生徒に応じたオルタナティブな教育機関――早期無資格離学者の包摂を目指す
  おわりに
 第4章 現代公教育制度の変容をめぐる理論的課題(前原健二)
  はじめに
  第1節 様々な構造変容・変動
  第2節 教育の「多様化」と「市場化」
  第3節 理論的課題はどこにあるか
  おわりに

第2部 「非通学型」学校の展望と公教育「空間」の拡張
 第1章 デジタルネイティブ世代と広域通信制高校の可能性(奥平博一)
  第1節 N高等学校と通信制課程についての概要
  第2節 N高等学校の教育システムとその特徴
  第3節 N高等学校の教育方針とコース設置の意図
  学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校校長 奥平博一氏インタビュー
  ――N高校の「今」から見える日本の教育の「これから」(取材・構成:滝沢 潤・川本吉太郎)
 第2章 チャーター・スクール制度による「非通学型」学校の展開と課題(佐々木司)
  はじめに
  第1節 「非通学型」のチャーター・スクールとは何か
  第2節 就学義務とその免除
  第3節 「欠席」とは何か
  第4節 なぜアメリカは「出席」「欠席」にこだわるのか
  第5節 「非通学型」チャーター・スクールの実際
  第6節 新型コロナウイルス感染症とチャーター・スクールの「非通学」
  第7節 「非通学型」チャーター・スクールの問題と今後の展望
 第3章 ホームスクーリングと公教育(松下丈宏)
  はじめに
  第1節 家庭教育と学校教育
  第2節 ホームスクーリング論争
  第3節 学校教育段階の区分論
  おわりに
 第4章 Society 5.0時代における公教育と民間教育産業の関係と教育行政の課題(高嶋真之)
  はじめに
  第1節 Society 5.0の登場と教育政策への波及
  第2節 経済産業省教育産業室の台頭と公教育への関与
  第3節 公教育と民間教育産業の現代的関係
  第4節 民間教育産業をめぐる教育行政の課題
  おわりに

第3部 公教育ガバナンスにおける熟議民主主義の可能性と課題
 第1章 地方政治の中の教育政策過程――協議の制度化に着目して(本田哲也)
  第1節 教育委員会制度におけるインフォーマルな制約
  第2節 地方政治の中の教育政策
  第3節 協議の制度化と教育政策過程
  第4節 今後の課題
 第2章 学校ガバナンスの課題と今後の展望――学校運営協議会等での熟議における公的機関の役割(柏木智子)
  第1節 ガバナンスとガバメント
  第2節 学校ガバナンスの課題
  第3節 ガバナンスの民主的正統性に関する課題の背景
  第4節 学校ガバナンスの帰結
  第5節 学校ガバナンスの展望
 第3章 秋田県生涯学習センターにおける「熟議」と地域学校協働の基盤づくり(佐藤智子・皆川雅仁・柏木 睦)
  はじめに
  第1節 秋田県における「熟議」の背景と経緯
  第2節 秋田県の「熟議」のデザインと取り組みの現状
  第3節 「熟議」の成果と課題
  おわりに
 第4章 社会教育の再定位と民主主義――社会文化的な公教育理解と熟議の学び方(佐藤智子)
  第1節 公教育と熟議をめぐる問題
  第2節 「熟議」の重要性と課題
  第3節 公教育としての社会教育を取り巻く状況
  第4節 社会教育と民主主義をめぐる課題
  第5節 民主主義を実現する公教育のあり方
  第6節 社会教育における熟議の意義
あとがき(滝沢 潤・佐藤智子)

上記内容は本書刊行時のものです。