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民族から解き明かす世界史
発行:PHP研究所
文庫判
縦150mm
横105mm
厚さ13mm
重さ 183g
336ページ
定価
840円+税
- 書店発売日
- 2022年10月5日
- 登録日
- 2022年8月8日
- 最終更新日
- 2022年9月24日
紹介
宗教問題、ナショナリズムの対立、人種差別、難民問題……各民族の歴史から現代の課題が見えてくる。
「ドイツ人の居住する場所はすべてドイツ領である」(ヒトラー)
ドイツが再び東方侵略を行なう口実を与えないよう第二次世界大戦後、ソ連やポーランドなどから推定2000万人のドイツ人がドイツへ強制帰還させられた。21世紀に再び同様の発言をする為政者が登場している。歴史は繰り返されるのか?
●フェニキア人、ギリシア人、ローマ人の商業覇権戦争
●移動を強制され続けたユダヤ人の歴史
●知られざる離散民族、アルメニア人
●ユーラシアを席巻したトルコ系民族
●中世以来、拡散したドイツ人2000万人の帰国
●ヴァイキングとノルマン人の進出
●征服王朝により漢民族の概念が拡大
●異民族の支配下でもしたたかに文化を守ったイラン人
人間の移住や移動に関連しては、「する」側と「される」側の間で対立や差別感情など醜い事態が出てくるのは避けられません。しかし、長い時間のなかで、異民族間で同化が進み、それらが解消されてきた歴史もたくさんあります。読者の皆様に「人類とはこんなにもさまざまな移動・融和・同化をくり返しながら、今日に至っているのか」ということを認識していただければ幸いです。(「総論」より抜粋)
『「民族」を知れば、世界史の流れが見通せる』を加筆・修正し改題。
上記内容は本書刊行時のものです。