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サルとすし職人 : <文化>と動物の行動学
発行:原書房
縦200mm
333ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2002年12月
- 登録日
- 2016年10月18日
- 最終更新日
- 2016年10月18日
紹介
『政治をするサル』『仲直り戦術』『利己的なサル、他人を思いやるサル』などの著作で知られる動物行動学の奇才フランス・ドゥ・ヴァールの最新刊。人間の善良さから東洋哲学、動物の擬人化から美的感覚、科学における理論の役割からニホンザルのイモ洗いまで、さまざまな話題を盛り込みながら「文化」をキーワードに、人間と動物の垣根を乗りこえる話題作。
目次
第1部 文化の色眼鏡-私たちはほかの動物をどう見ているか(全動物-子ども時代のお守り、そして擬人化への過剰な恐れ
導師たちの末路-シルバーバックが邪魔者になるとき
ボノボとイチジクの葉-ピューリタン的風景のなかの霊長類ヒッピーたち
アニマル・アート-コンゴの絵を壁に飾りますか?)
第2部 文化とは何か-それは自然のなかに存在するのか(富士山を予想する-サルがイモを洗う幸島を訪ねて
最後のルビコン川-動物も文化を持てるのか?
くるみ割り人形組曲-自然のなかで文化を当てにする
文化的な自然(カルチュラル・ナチュラル)-お茶とチベットザル)
第3部 人間の本質-自分をどんな風に見ているか(自尊心のある類人猿-エイブラハム・マズローと力のタブー
思いやれる者が生きのこる-利己的な遺伝子と利己的でない犬について
二元論をぶっとばせ!-人間の善性をめぐる二〇〇〇年の議論)
エピローグ リスのジャンプ
上記内容は本書刊行時のものです。