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ベーシックインカムを実現する(アジア発ビジョナリーシリーズ) 金 教誠(著/文) - 白桃書房
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書店員向け情報

ベーシックインカムを実現する(アジア発ビジョナリーシリーズ) 問題意識から導入ステップ、運動論まで─選挙争点化された韓国で進む議論

社会科学
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発行:白桃書房
A5判
312ページ
定価 3,636円+税
ISBN
978-4-561-96318-9   COPY
ISBN 13
9784561963189   COPY
ISBN 10h
4-561-96318-9   COPY
ISBN 10
4561963189   COPY
出版者記号
561   COPY
Cコード
C3036  
3:専門 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年10月26日
書店発売日
登録日
2021年8月23日
最終更新日
2021年10月13日
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紹介

『隷属なき道』がベストセラーになるなど、近年ベーシックインカムが注目を集めている。

ウーバーイーツやアマゾンなどの配達のような、請負関係に基づいたギグワークが増えてくる中で、雇用関係に紐付いた社会保障の責任を回避できるようになり、十分な保障を受けられない層の拡大が社会的な課題となっている。そして、年齢や収入、保有資産を問わず一定額を定期的に給付するベーシックインカムの関心が高まってきた。さらにコロナ禍による一時的な収入減に対し無条件の給付を行った国は日本以外にも多く、その必要性は広く意識されているが、未だ継続的に実施している国はない。

本書は、韓国におけるベーシックインカムの議論をリードする研究者たちの成果の集大成である。韓国は、2017年大統領選における候補者たちの公約にベーシックインカムが上がり、昨年の国会議員選挙ではベーシックインカム党から国会議員も出るなど、具体的な導入に向けた動きが見られる。

韓国そして全世界の、これまでのベーシックインカムに関する議論・事例をまとめつつ、日本と似た社会保障制度を持つ韓国において、どのように既存の制度との整合を取りながらベーシックインカムを導入していくべきかを検討、さらに実現のためにどのような運動が必要なのかも追究している。

加えて本版で収録した金成垣氏の解説は、韓国、そして日本の社会保障制度における共通の欠陥と、制度発展の違いを指摘しながら、ベーシックインカムが抱える理論的な困難にも触れる。
日本においてベーシックインカムの議論をする際の必携書となろう。

【目次】
推薦の言葉(ガイ・スタンディング/イ・ジョンウ)
第一部 なぜベーシックインカムなのか?
01 資本主義の質的変化と福祉国家の革命
02 福祉国家の変化
03 不安定な就業の一般化と格差の構造化
04 労働市場と社会保障制度の不整合

第二部 ベーシックインカムとは何か?
05 ベーシックインカムの概念と哲学
06 国内・国外のベーシックインカムの事例
07 ベーシックインカムを巡る韓国での議論

第三部 ベーシックインカムはどのようにあるべきか?
08 韓国型完全ベーシックインカム
09 ベーシックインカムと社会保険
10 ベーシックインカムと社会扶助
11 ベーシックインカムと社会手当
12 ベーシックインカムと社会サービス

第四部 ベーシックインカムをどのように実現すべきか?
13 ベーシックインカムの理念と導入ステップ
14 青年ベーシックインカム
15 ベーシックインカムのフィジビリティ

解説 コロナ禍で強まる韓国のベーシックインカム論とその限界(金成垣)

目次

推薦の言葉(ガイ・スタンディング/イ・ジョンウ)
第一部 なぜベーシックインカムなのか?
01 資本主義の質的変化と福祉国家の革命
02 福祉国家の変化
03 不安定な就業の一般化と格差の構造化
04 労働市場と社会保障制度の不整合

第二部 ベーシックインカムとは何か?
05 ベーシックインカムの概念と哲学
06 国内・国外のベーシックインカムの事例
07 ベーシックインカムを巡る韓国での議論

第三部 ベーシックインカムはどのようにあるべきか?
08 韓国型完全ベーシックインカム
09 ベーシックインカムと社会保険
10 ベーシックインカムと社会扶助
11 ベーシックインカムと社会手当
12 ベーシックインカムと社会サービス

第四部 ベーシックインカムをどのように実現すべきか?
13 ベーシックインカムの理念と導入ステップ
14 青年ベーシックインカム
15 ベーシックインカムのフィジビリティ

解説 コロナ禍で強まる韓国のベーシックインカム論とその限界(金成垣)

著者プロフィール

金 教誠  (キム ギョソン)  (著/文

金 教誠(キム ギョソン)
中央大学校社会福祉学部教授。福祉国家の発展に関する比較研究で社会福祉学博士号(Ph.D.,1997)取得。研究分野はベーシックインカム、福祉国家、比較社会政策、所得保障、貧困と格差などである。主な著書は『韓国の貧困』(共著、2011)と『東アジアの社会福祉と社会投資戦略』(共著、2010)など。

白 承浩  (ペク スンホ)  (著/文

白 承浩(ペク スンホ)
カトリック大学校社会福祉学科教授。福祉体制と生産体制の制度的な相補性をテーマに社会福祉学博士号(2005)取得。研究分野はベーシックインカム、不安定な労働、福祉国家比較研究。主な研究として「ベーシックインカムの所得再分配の効果」(2010)、「韓国の階級と不安定な労働」(2014)、「青年ベーシックインカム」(共著、2016)、『韓国の不安定な労働者』(共著、2017)など。

徐 貞姫  (ソ ジョンヒ)  (著/文

徐 貞姫(ソ ジョンヒ)
群山大学社会校福祉学科教授。社会保障受給権をテーマに社会福祉学博士号(2009)取得。研究分野はベーシックインカム、社会保障法、不安定な労働、労働市場の研究。主な研究として『分配の再構成』(共訳2010)、『ベーシックインカムの争点と代案社会』(共著、2014)、「韓国の偽装自営業」(共著、2016)など。

李 承潤  (イ スンユン)  (著/文

李 承潤(イ スンユン)
中央大学社会福祉学部教授。東アジアの福祉国家と非正規雇用の比較研究で社会政策学博士号(2011)取得。
研究分野は東アジア福祉国家及び労働市場、労働市場レジーム、不安定な労働と所得保障。主な研究として”InstitutionalLegacy of State Corporatism in De-industrial Labour Markets”(2015)、『韓国の不安定な労働者』(共著、2017)など。

木村 幹  (キムラ カン)  (監修

木村 幹
1966 年大阪府生まれ。神戸大学大学院国際協力研究科教授。博士(法学)。京都大学大学院法学研究科博士後期課程中途退学。神戸大学大学院大学院国際協力研究科助教授などを経て2005 年より現職。
著書に『朝鮮/韓国ナショナリズムと「小国」意識』(第13 回アジア・太平洋賞特別賞受賞)『韓国における「権威主義的」体制の成立』(第25 回サントリー学芸賞受賞)『日韓歴史認識問題とは何か』(第16 回読売・吉野作造賞受賞)(いずれもミネルヴァ書房刊)、『歴史認識はどう語られてきたか』(千倉書房刊)など多数。
監訳に『ビッグデータから見える韓国』(小社刊)。

李 涏美  (イ ジョンミ)  (翻訳

日本語・韓国語講師。韓国で大学を卒業後、2006 年来日。早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程修了。
都内の大学や企業にて日本語を、語学教室にて韓国語を教えている。『新・シャドーイング 日本語を話そう! 初~中級編 [ 英語・中国語・韓国語訳版]』(くろしお出版 2020)の韓国語訳などを行う。

上記内容は本書刊行時のものです。