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職場の現象学 露木 恵美子(著/文) - 白桃書房
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【利用不可】

職場の現象学 (ショクバノゲンショウガク) 「共に働くこと」の意味を問い直す (トモニハタラクコトノイミヲトイナオス)

ビジネス
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発行:白桃書房
A5変型判
376ページ
定価 3,000円+税
ISBN
978-4-561-21739-8   COPY
ISBN 13
9784561217398   COPY
ISBN 10h
4-561-21739-8   COPY
ISBN 10
4561217398   COPY
出版者記号
561   COPY
Cコード
C0034  
0:一般 0:単行本 34:経営
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年3月26日
書店発売日
登録日
2020年2月28日
最終更新日
2020年3月3日
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紹介

【野中郁次郎一橋大学名誉教授推薦!】

上司が代わって職場の雰囲気が、良かれ悪しかれ一変するとき、
なぜそうなるのか、答えが出るまでとことん考え抜いたことが
あるだろうか?

「人の話を聴いてくれる人」と「聞く耳をもたない人」との違いは
いったいどこからくるのだろうか?

好きな仕事に向かってお互いの積極性が活かされる共創的職場の実現には、このような問いに直面し本当の原因を突き詰めようとする態度が必須となる。
本書は、経営学者と現象学者が学問領域の境界を越え、具体的な職場の事例に即しつつこれらの疑問に対し、読者と共に思索を重ねる。

現象学は、上司と部下、同僚同士といった職場での人間関係での悩みの真の原因を、各自のそれまでの経験の積み重ねに求めようとする哲学である。といっても精神分析をするわけではなく、各自がそれまでに身につけてきた「人々と共に生きることの意味と価値の形成」をたどろうとするものである。

こうして「共に働くことの意味」が、具体的な4つの職場を例にしてどのように身をもって実感されるのか、分かりやすい言葉で丁寧に説明され、どこの職場でも起こり人々が日々頭を悩ませ、心を砕いている職場での「人間関係」や、創造的な職場のあり方について、普遍的な理解が得られる。

露木氏は大学院で野中郁次郎氏に師事、山口氏は野中氏と共著の『直観の経営』(KADOKAWA)のヒットが記憶に新しいところである。
本書では、経営に直接携わらない方にも身近な、日々の仕事に密着し充実した議論がなされている。

目次

第1部 現象学で見えてくる人間関係の成り立ち
第1章 「たった一人のあなたの実感」から始まる現象学
第2章 日本社会での人間関係の特質
第3章 人は自分に嘘はつけないこと
第4章 自然科学の方法と現象学の方法の違い
第5章 赤ちゃんだった自分に戻ってみよう
第6章 原共感覚からの五感の形成
第7章 人と人のあいだに響き合う間身体性
第8章 共感が言葉になること
第9章 情動的コミュニケーションと言語的コミュニケーション
第10章 現象学の描く人間関係の三層構造

第2部 共創する職場
第1章 顧客との場の共創-株式会社前川製作所-
第2章 場づくりによる組織文化変革-巣鴨信用金庫-
第3章 働くことと身体性の意味を問う─こころみ学園─
第4章 漁場における競争と共創─駿河湾における桜えび漁業─

第3部 [対談]露木恵美子×山口一郎
第1章 日本の職場でおこっていること
第2章 日本人の内向きの人間関係
第3章 職場における対話と創造性について
[まとめ]真の対話と場の共創から生まれる創造性

上記内容は本書刊行時のものです。