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もののはずみ
- 書店発売日
- 2026年8月31日
- 登録日
- 2026年7月4日
- 最終更新日
- 2026年8月26日
紹介
愛すべき古いものたちに息を吹き込む
「つい先ほどまで、私の平らかな日々にもこれまでの人生にも関係なかったひとつの『もの』が、その周辺に、あるいはその内側に物語を付与してくる。」(Uブックス版あとがき)
コーヒーミルやドアノブ、熊のぬいぐるみ、活版活字入れ、カフェ・オレ・ボウルなど、フランスの古物市で心を奪われた古いものたち。個性的な店主との会話から空想を広げ、ときには「もの」の歴史をひもとき、フランス文学へ誘う。「もの」に刻まれた時間に思いをはせ、ものたちが背負ってきた過去から様々な物語を紡ぎ出す著者の美意識が静かな感動を呼ぶ珠玉のエッセイ。
片岡義男との〝往復解説〟に、未収録原稿4篇と書き下ろし3篇、18頁分のあとがきを加えた永久保存版。
著者撮影写真62点収録。
目次
多情「物」心/白壁に映ったエジプト/110ボルトの誘惑/うぐいす色の筒/十九時五十九分の緊張/観覧車とペンギン/おまけ/いくさをしない動物たち/ランシャンタン/美しい木/皿の音/その気持ちが大切だ/時間について/鉛筆削り/ネームタグ/ドアノブ/活版活字入れ/海を見ていた/余白について/空気が一変した/電話番号/習字について/木靴/万年暦/M・T氏の手帖/夢想のなかの知己/あなたのための、ビスケット/二分十五秒/お玉の悲劇/ビー玉のへそ/黒猫一家の海外移住について/黄色い夢のワッフル/坂のうえの文房具屋/鍵が見つからない/チェリー酒の美女/ボールボウルボル/眠らせないための装置/ガスメーターのヴァイオリン弾き/残されたボタン/冬の腕時計/コンテの「色鉛筆組曲」第六番&第三十三番/野鳥保護の会/エドベリへの感謝/記念写真/家具の森の奥で/原付き自転車の謎/彼女たちの脚/冷えた心をあたためる器具/いつでもどこでも、仕事ができる/変哲もない箱/靴屋の分別/壁とふたりの背中に塗る/たいらな、ほこら/湧きあがらない言葉/最低限のお守り/匙加減/ここまでにしておきなさい/さよならプラティニ/未解決事件/郵袋類の絶滅/ものごころ
「もの」の「はずみ」――あとがきにかえて
解説 1 片岡義男
物語はもうはじまっているのかもしれない――文庫版あとがきにかえて
解説 2 片岡義男
測鉛を下ろすこと――Uブックス版あとがきにかえて
上記内容は本書刊行時のものです。





