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カンポ・サント[新装版] W・G・ゼーバルト(著/文) - 白水社
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カンポ・サント[新装版]

文芸
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発行:白水社
四六判
216ページ
定価 3,000円+税
ISBN
978-4-560-09871-4   COPY
ISBN 13
9784560098714   COPY
ISBN 10h
4-560-09871-9   COPY
ISBN 10
4560098719   COPY
出版者記号
560   COPY
Cコード
C0097  
0:一般 0:単行本 97:外国文学小説
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2021年8月30日
最終更新日
2021年10月1日
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紹介

『土星の環』と『アウステルリッツ』を繋ぐ幻の散文

 2001年のゼーバルトの突然の交通事故死から2年後、遺稿を含む散文やエッセイを編んだのが本書だ。前半はコルシカ島を舞台とした4つの短い未完の散文作品「アジャクシオ短訪」、「聖苑(カンポ・サント)」、「海上のアルプス」、「かつての学舎の庭」を収録している。
 1995年、ゼーバルトは『土星の環』の脱稿後にコルシカ島を訪問した。『土星の環』と同様に旅行記の体裁をとった散文作品を執筆するつもりだったが、「お蔵入りにした」と企図の断念を書き送っている。その後の2001年に代表作『アステルリッツ』を上梓したので、この「コルシカ・プロジェクト」は、その2つを繋ぐ幻の散文となったのだ。
 後半は「スイス経由、女郎屋へ:カフカの旅日記によせて」、「映画館のカフカ」、「夢のテクスチュア:ナボコフについての短い覚書」、「異質・統合・危機:ペーター・ハントケの戯曲『カスパー』」など、作家が愛した文人についてのエッセイや批評を発表された年代順に収録している。
 既刊の『空襲と文学 新装版』を含め、作家の全体像を知るためにはきわめて重要なアンソロジーだ。池澤夏樹氏の「解説、あるいは架空の対話」を巻末に付す。

著者プロフィール

W・G・ゼーバルト  (ゼーバルト)  (著/文

1944年、ドイツ・アルゴイ地方ヴェルタッハ生まれ。フライブルク大学、マンチェスター大学などでドイツ文学を修めた後、各地で教鞭をとった。やがてイギリスを定住の地とし、イースト・アングリア大学のドイツ近現代文学の教授となった。散文作品『目眩まし』『移民たち 四つの長い物語』『土星の環 イギリス行脚』を発表し、ベルリン文学賞、ハイネ賞など数多くの賞に輝いた。遺作となった散文作品『アウスリッツ』も、全米批評家協会賞、ブレーメン文学賞を受賞し、将来のノーベル文学賞候補と目された。エッセイ・評論作品『空襲と文学』『カンポ・サント』『鄙の宿』も邦訳刊行されている。2001年、住まいのあるイギリス・ノリッジで自動車事故に遭い、他界した。

鈴木 仁子  (スズキ ヒトコ)  (翻訳

1956年生まれ。椙山女学園大学教員。翻訳家。主要訳書:ゼーバルト『アウステルリッツ』『移民たち』『目眩増し』『土星の環』『空襲と文学』『鄙の宿』、ベーレンス『ハサウェイ・ジョウンズの恋』、ゲナツィーノ『そんな日の雨傘に』、モーラ『よそ者たちの愛』(以上、白水社)ほか多数。

上記内容は本書刊行時のものです。