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権威主義の誘惑 アン・アプルボーム(著/文) - 白水社
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権威主義の誘惑 (ケンイシュギノユウワク) 民主政治の黄昏 (ミンシュセイジノタソガレ)

社会一般
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発行:白水社
四六判
214ページ
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-560-09836-3   COPY
ISBN 13
9784560098363   COPY
ISBN 10h
4-560-09836-0   COPY
ISBN 10
4560098360   COPY
出版者記号
560   COPY
Cコード
C0031  
0:一般 0:単行本 31:政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2021年2月26日
最終更新日
2021年4月9日
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書評掲載情報

2021-07-03 日本経済新聞  朝刊
評者: 渡辺靖(慶應義塾大学教授)
2021-06-12 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 菅原琢(政治学者)
2021-06-12 朝日新聞  朝刊
評者: 犬塚元(法政大学教授・政治思想史)
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紹介

トランプとトランプ主義を可能にしたものは何なのか?

 米国のトランプ政権下で進んだ民主政治の衰退と権威主義の台頭、イギリスのジョンソン首相とブレグジット、ポーランドの「法と正義」のカチンスキ、ハンガリーの「フィデス」のオルバーンといった元首の登場、ドイツ・フランス・スペインにおける極右政党の躍進……これらは同じ時代の土壌から生まれたものだと理解できるが、この世界的な現象の根底には何があるのか?
 本書は、『グラーグ:ソ連集中収容所の歴史』で〈ピュリツァー賞〉を受賞した歴史家・ジャーナリストが、かつて交流があった「リベラル派」の人々の変貌ぶりに驚き、何が彼らを変えてしまったのかを起点に論考する、思索的エッセイだ。ハンナ・アーレントの『全体主義の起源』を現代世界にあてはめて「民主政治の危機の根源」を考察し、「わたしたちはすでに民主政治の黄昏を生きている可能性がある」と警鐘を鳴らす。欧米における「権威主義の誘惑」は、むろん鏡像として、日本の現状を見ることもできる。
 本書は『ワシントン・ポスト』『フィナンシャル・タイムズ』の「年間最優秀書籍」に選出された。特別寄稿「日本語版への序文」を掲載する。

著者プロフィール

アン・アプルボーム  (アン アプルボーム)  (著/文

1964年生まれ。米国出身の歴史家、ジャーナリスト。『グラーグ ソ連集中収容所の歴史』(白水社)でピュリツァー賞受賞。本『鉄のカーテン 東欧の壊滅1944-56 上下』(白水社)で全米図書賞最終候補、クンディル歴史賞受賞。

三浦 元博  (ミウラ モトヒロ)  (翻訳

1950年生まれ。共同通信社を経て、現在、大妻女子大学社会情報学部教授。主要訳書『東欧革命1989』『レーニンの墓 上・下』『情報戦のロシア革命』『ヤルタからヒロシマへ』『廃墟の零年1945』『レーニン 愛と権力 上・下』『地獄の淵から ヨーロッパ史1914-1949』『分断と統合への試練 ヨーロッパ史1950-2017』『戦時リーダーシップ論』(以上、白水社)ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。