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ボリショイ秘史 サイモン・モリソン(著/文) - 白水社
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ボリショイ秘史 帝政期から現代までのロシア・バレエ

芸術
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発行:白水社
四六判
570ページ
定価 6,600円+税
ISBN
978-4-560-09796-0   COPY
ISBN 13
9784560097960   COPY
ISBN 10h
4-560-09796-8   COPY
ISBN 10
4560097968   COPY
出版者記号
560   COPY
 
Cコード
C0073
一般 単行本 音楽・舞踊
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2020年12月24日
最終更新日
2021年3月23日
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紹介

国家と芸術のアマルガム

 「ロシアといえばバレエ、バレエといえばボリショイ」―ロシアをとりまくイメージが多様化した今日においても、このような常套句を想起する人は少なくないだろう。だが、いったいなぜ芸術の一ジャンルが、その一劇場が、国家を代表する存在にまでなりえたのだろうか。ボリショイの華麗な舞台裏で紡がれてきた、劇場、国家、人々をめぐる物語を繙くことで、この疑問に答えんとするのが本書である。
 たとえば、本書の導きの糸となる、劇場のバレエ監督であったセルゲイ・フィーリンが襲われた2013年の事件。世界のバレエ・ファンを騒然とさせたこの醜聞はしかし、「ひとつの恐ろしい突然変異というよりも、むしろボリショイの豊かで複雑な歴史の中になにがしかの先例がある」と著者はいう。そこから本書は、18世紀の劇場の前身にまで遡り、劇場内外の人間模様やスキャンダルという視点も盛り込んで、ボリショイの歴史を丹念かつ大胆に辿っていく。
 その物語を通して読者は同時に、国家を象徴するまでになった芸術機関であるボリショイ劇場のもつ凄み、鑑賞者をはるかな高みへといざなうその上演の崇高さ、それら魅力の秘密の一端を垣間見ることになるだろう。

著者プロフィール

サイモン・モリソン  (サイモン モリソン)  (著/文

1964年生まれ。プリンストン大学教授。専門はロシアとフランスを中心とする20世紀音楽。セルゲイ・プロコフィエフの研究で知られるほか、アーカイヴ調査を通じた歴史的な公演の復元にも取り組んでおり、2008年にはプロコフィエフ《ロメオとジュリエット》の1935年版の台本とスコアを復元している。主な著書にRussian Opera and the Symbolist Movement (The University of California Press, 2002)、The People’s Artist: Prokofiev’s Soviet Years (Oxford University Press, 2009)、Lina and Serge: The Love and Wars of Lina Prokofiev (Houghton Mifflin Harcourt, 2013)がある。

赤尾 雄人  (アカオ ユウジン)  (監修 | 翻訳

1960年生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。東京大学大学院総合文化研究科比較文学比較文化専修・修士課程修了。著書に『これがロシア・バレエだ!』(新書館)、共訳書にマックレル、クレイン『オックスフォード バレエダンス事典』(平凡社)など。

加藤 裕理  (カトウ ユリ)  (翻訳

1985年生まれ。早稲田大学第一文学部演劇映像専修卒業。英国クイーン・マーガレット大学アートマネジメントMBAコース修了。現在、文部科学省で日露交流等を担当。

斎藤 慶子  (サイトウ ケイコ)  (翻訳

1983年生まれ。サンクト・ペテルブルグ国立音楽院舞踊学部歴史・批評学科卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導終了による退学。博士(文学)。著書に『「バレエ大国」日本の夜明け チャイコフスキー記念東京バレエ学校(1960–1964)』(文藝春秋企画出版部)など。

上記内容は本書刊行時のものです。