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戦時リーダーシップ論
歴史をつくった九人の教訓
発行:白水社
四六判
248ページ
定価
2,000円+税
- 書店発売日
- 2020年10月28日
- 登録日
- 2020年8月28日
- 最終更新日
- 2020年10月8日
書評掲載情報
2021-01-30 | 日本経済新聞 朝刊 |
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紹介
「危機の時代」のリーダーのあり方を問う!
近現代史上に重大な影響を及ぼしたナポレオン戦争(ナポレオン、ネルソン)、第一次・第二次大戦(チャーチル、ヒトラー、スターリン、マーシャル、ドゴール、アイゼンハワー)、フォークランド戦争(サッチャー)における9人のリーダーたち。皇帝、軍人から政治家、独裁者まで網羅し、戦時の成功の秘訣、失敗の理由を検証。ナポレオンやチャーチルの伝記で著名な英国の歴史家が、「九人九色」のリーダーシップを明快に比較考察する。
人間の本性に迫る歴史家の洞察は示唆に富み、短篇小説を読むような趣がある。歴史の教訓は、現代の各組織のリーダーを考えるうえでも、おおいに参考になる。「歴史を学べ。歴史を学べ。歴史には経世のあらゆる秘訣がある」とは、チャーチルの至言である。
現在、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、人びとの健康と生活が脅かされている。本書で取り上げたリーダーシップの条件―冷静沈着と不屈の精神、集中力、臨機応変、記憶力と情報整理力、文章力、個人的勇気、共感力―をリストに挙げ、「危機の時代」のわれらがリーダーを評価してみるのも興味深い。
上記内容は本書刊行時のものです。