版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
〈米中新冷戦〉と中国外交 松本 はる香(著/文) - 白水社
..
【利用不可】

〈米中新冷戦〉と中国外交 (ベイチュウシンレイセントチュウゴクガイコウ) 北東アジアのパワーポリティクス (ホクトウアジアノパワーポリティクス)

社会一般
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:白水社
四六判
262ページ
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-560-09789-2   COPY
ISBN 13
9784560097892   COPY
ISBN 10h
4-560-09789-5   COPY
ISBN 10
4560097895   COPY
出版者記号
560   COPY
Cコード
C0031  
0:一般 0:単行本 31:政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2020年7月29日
最終更新日
2020年9月16日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2020-10-31 日本経済新聞  朝刊
MORE
LESS

紹介

「戦争前夜」の危うい均衡?

 アメリカのペンス副大統領による「新冷戦」演説(2018年10月)は世界中に衝撃を与えた。この演説が重要なのは、トランプ大統領の対中スタンスにとどまらず、米国全体の不満を代弁したからである。
 この流れは、米中貿易戦争やコロナ禍を経て、いっそう強化されている。ポンペオ国務長官が20年7月、これまでの対中関与政策を全面否定し、「新冷戦」演説からさらに踏み込んだ発言を行ったのは記憶に新しい。
 「戦争前夜」(グレアム・アリソン)とも形容される米中関係が時代の基調となるのは間違いない。他方、「大国の論理」という眼鏡だけでは現状を大きく見誤るだろう。安易な陰謀論や中国脅威論はその産物であるが、いつも現実はより複雑である。
 本書は、北東アジアという観点から中国外交を再検証する試みである。この地平から眺めると、「新冷戦」は全く異なる相貌を帯びてくる。
 「一帯一路」でロシアの顔をうかがい、北朝鮮を制御できず、安倍外交を警戒する中国の姿がそこに浮かぶ。緊迫する中台関係も「翻弄されたのは中国か台湾か」見極めが難しい。アジア経済研究所による、覇権争いの「罠」に陥らないための最新の分析。

著者プロフィール

松本 はる香  (マツモト ハルカ)  (著/文

東京外国語大学大学院地域文化研究科修士課程修了、米ジョージタウン大学大学院修士課程修了、東京女子大学大学院人間科学研究科博士課程修了(博士)。現在、アジア経済研究所勤務。

上記内容は本書刊行時のものです。