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女の答えはピッチにある
女子サッカーが私に教えてくれたこと
発行:白水社
四六判
268ページ
定価
2,000円+税
- 書店発売日
- 2020年8月3日
- 登録日
- 2020年5月29日
- 最終更新日
- 2020年7月9日
書評掲載情報
2020-12-26 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 陣野俊史(文芸評論家、フランス文学者) |
2020-12-26 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 藤島大(スポーツライター) |
2020-08-29 |
毎日新聞
朝刊 評者: トミヤマユキコ(東北芸術工科大学講師) |
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紹介
無類におもしろく、最高に生き生きとした実感が溢れている。
本書には、サッカーをプレーするさまざまな年齢とカテゴリの
〈普通〉の女性たちの喜びと輝きが凝縮されている。
いつまでもホンビさんの話を聞いていたかった。
――津村記久子氏推薦!
韓国で「真のフェミ本」と話題沸騰!
仕事アリ、夫アリ、子どもナシ、30代の著者は、ロナウドのプレーに魅了されてから熱烈なサッカーファンとなり、地元のアマチュア女子サッカーチームを探して入団。それから起こった様々な出来事や心情の変化をユーモア溢れる生き生きとした筆致で綴る抱腹絶倒の体験記。
男のスポーツという印象が強いサッカーの世界に著者が飛び込んでいった時の気づきがとても面白い。サッカーの世界では「女が知ってるはずがない」という偏見を前提に、男は女に説明したがる。そのおかしさが、著者の視点によってわかりやすく見えてくる。そして女がサッカーをするときのハードルは、社会の中で男の領域とみなされている場所で女がサヴァイブするときのハードルにもつながっていると気づかされる。
チームの女たちは、時間をつくって練習を重ね、体と向き合い、どうすればサッカーがうまくなるかで頭がいっぱいだ。大好きなサッカーを続けるために、女たちは手と手を取り自然に連帯していく。現状を嘆くのではなく、どう連帯するかを、サッカーを通じて軽妙に語る本書は韓国で多くの読者に熱く支持され、YES24主催「今年の本」にも選ばれた。サッカーを通してフェミニズムの先にある希望を読者は見出せるだろう。
上記内容は本書刊行時のものです。