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作家の運 デイヴィッド・ロッジ(著/文) - 白水社
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作家の運 (サッカノウン) デイヴィッド・ロッジ自伝 (デイヴィッドロッジジデン)

文芸
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発行:白水社
四六判
442ページ
定価 5,000円+税
ISBN
978-4-560-09676-5   COPY
ISBN 13
9784560096765   COPY
ISBN 10h
4-560-09676-7   COPY
ISBN 10
4560096767   COPY
出版者記号
560   COPY
Cコード
C0098  
0:一般 0:単行本 98:外国文学、その他
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2018年11月27日
最終更新日
2019年1月31日
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書評掲載情報

2019-03-17 読売新聞  朝刊
評者: 本郷恵子(東京大学教授、中世史学者)
2019-01-26 朝日新聞  朝刊
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紹介

充実期の作家人生を振り返る

 本書は、未邦訳の自伝『生まれるにはなかなか良い時』(1935年生まれのロッジが75年に『交換教授』で名声を確立するまで)の続編で、現代の英国文学の巨匠が、作家として脂の乗った、1976年(41歳)から91年(56歳)までを回顧するメモワール。
 本書の白眉は、1984年、『小さな世界』が1票差でブッカー賞の受賞を逃すが、大学を辞めてフルタイムの作家になる決心をすること、そして1988年、『素敵な仕事』がまたしてもブッカー賞を逃すものの、翌年、ブッカー賞の選考委員長になり、カズオ・イシグロの『日の名残り』が受賞し、その内幕が詳述されるところだ。
 「彼は仮面を着けない。自分の失敗も成功も、好むものも好まないものも、強みも弱みも隠していない。彼は自分の人生に、科学者が実験室で死体を解剖する時のように冷静な目を向けている」と、評価も高い。
 充実期の作家人生を、創作の舞台裏から、着想の秘密、執筆の様子、文壇や学会の内幕までをつぶさに語りつくし、長年の愛読者には、まさに興味津々の自伝。貴重な写真を多数収録。

著者プロフィール

デイヴィッド・ロッジ  (ロッジ)  (著/文

1935年、ロンドン生まれ。英国を代表するコミック・ノヴェルの大御所。『小さな世界』と『素敵な仕事』でブッカ―賞最終候補に選ばれる。『大英博物館が倒れる』『交換教授』『小さな世界』『素敵な仕事』『楽園ニュース』『恋愛療法』『胸にこたえる真実』『考える…』『作者を出せ!』『ベイツ教授の受難』『絶倫の人 小説H・G・ウェルズ』『起きようとしない男』など主要作品が邦訳されている。

高儀 進  (タカギ ススム)  (翻訳

1935年生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。翻訳家。日本文藝家協会会員。訳書に、デイヴィッド・ロッジの小説のほかに、トマリン『チャールズ・ディケンズ伝』、デイヴィソン編『ジョージ・オーウェル書簡集』『ジョージ・オーウェル日記』、ウォー『スクープ』『イーヴリン・ウォー傑作短篇集』、イード『イーヴリン・ウォー伝』(以上、白水社)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。