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第三帝国の到来(下)
発行:白水社
四六判
436ページ
定価
4,200円+税
- 書店発売日
- 2018年11月28日
- 登録日
- 2018年9月27日
- 最終更新日
- 2018年11月8日
書評掲載情報
2021-09-04 |
朝日新聞
朝刊 評者: 藤原辰史(京都大学准教授・食農思想史) |
2019-03-31 |
読売新聞
朝刊 評者: 藤原辰史(京都大学准教授、農業史研究者) |
2018-12-09 |
毎日新聞
朝刊 評者: 岩間陽子(政策研究大学院大学教授・国際政治) |
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紹介
記念碑的名著、待望の翻訳!
本書は、豊富な史料を駆使して、19世紀のビスマルク帝国から、第一次世界大戦、ヴァイマール共和国とナチスの台頭、1933年にナチスが権力の座に就くまでを物語る、通史の決定版だ。政治・経済から社会・文化、戦争まで幅広く網羅し、同時代の人びとの肉声も再現している。
ナチスがいかにして、何故に権力を得たのかを理解することは、これまで同様に、今日でも重要である。おそらく、人びとの記憶が薄れていくにつれ、いっそう重要になるだろう。われわれには、ナチス自身の心のなかに分け入っていく必要がある。なぜ、彼らの対手がナチスを止められなかったか、理由を見出す必要がある。第三帝国がヨーロッパと世界を他に類を見ない残虐な戦争に追いやり、ついには自ら破滅、崩壊していった過程を理解する必要がある、と著者は「第三帝国の歴史」の執筆意図を述べている。
著者はケンブリッジ大学で近代史欽定講座担当教授を務めた、ドイツ近現代史家。学術的功績を称えられてナイトに叙されている。口絵写真・地図多数収録。
上記内容は本書刊行時のものです。