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共通語の世界史
ヨーロッパ諸言語をめぐる地政学
発行:白水社
四六判
380ページ
定価
4,600円+税
- 書店発売日
- 2018年11月27日
- 登録日
- 2018年8月28日
- 最終更新日
- 2018年11月19日
書評掲載情報
2019-02-16 |
朝日新聞
朝刊 評者: 出口治明(立命館アジア太平洋大学学長) |
2019-01-19 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 黒田龍之助(神田外国語大学特任教授) |
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紹介
共通語の世界史
ホモ・ロクエンス全史と商業・宗教・軍隊
ヨーロッパに息づく少数言語から、世界中で息まく連合言語まで!
ホモ・ロクエンス(話すひと)の驚くべき多様性がおりなす人類史をめぐり、ことばの「シェア」に秘められてきた三大要素をときあかす。
「アメリカ合衆国からオーストラリアやニュージーランドまで、南アフリカからカナダまで、さらには、インドのように、英語が国民語ではないまでも公用語の地位に就いている国々が同じくらいのひろがりを見せていることも考えに入れるなら、英語が商業と軍隊によって地球上の津々浦々にまでもち運ばれて、広大な空間を占めるにいたったわけである。[…]ヨーロッパでは、言語が愛国意識を高めるきっかけとなることがよくある。そのヨーロッパにおいて、言語による自己主張の渇望は、共通語の必要性をなきものにしないまでも、共通語の圧力を減らそうとする性質をもっている。こうしてみると、ヨーロッパは、英語に開かれていると同時に、言語的多様性を守ろうとする明確な態度を示していると言える」(本書より)。
社会言語学の泰斗による名著、待望の邦訳。巻末に、言語分布地図・言語名索引付。
上記内容は本書刊行時のものです。