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ガンディーとチャーチル(上) アーサー・ハーマン(著/文) - 白水社
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ガンディーとチャーチル(上) (ガンディートチャーチル) 1857-1929

歴史・地理
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発行:白水社
四六判
410ページ
定価 4,000円+税
ISBN
978-4-560-09641-3   COPY
ISBN 13
9784560096413   COPY
ISBN 10h
4-560-09641-4   COPY
ISBN 10
4560096414   COPY
出版者記号
560   COPY
Cコード
C0022  
0:一般 0:単行本 22:外国歴史
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2018年5月5日
最終更新日
2018年6月12日
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書評掲載情報

2018-11-25 読売新聞  朝刊
評者: 三浦瑠麗(東京大学講師、国際政治学者)
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紹介

敗者たちが創った新たな時代

 ヴィクトリア朝末期に大英帝国の中心と辺境でそれぞれ生を受けたガンディーとチャーチル。一方は非暴力不服従運動の「マハートマ」(偉大な魂)として祈る姿、他方は第二次世界大戦でヒトラーを打ち破った「Vサイン」で印象深い。
 生まれも育ちも異なる二人は、運命に引き寄せられるように、その人生で何度もすれ違い、また一度だけ直接出会ったこともあった。
 本書は、大英帝国の最盛期、イギリス・インド・南アフリカで二人がどのように生まれ、覚醒し、そして敗北していったかを描いた一大ノンフィクションである。
 その大きな柱になっているのは、ヴィクトリア朝末期に台頭した「ニューエイジ運動」である。ガンディーは弁護士になるためロンドンに留学中、交霊術や神智学で名を馳せたブラヴァツキー夫人によって初めて「インド」を発見する。他方、チャーチルは、ウェッブ夫妻やロイド・ジョージらとともに自由党急進派として、社会的帝国の建設に打ち込んだ。
 大英帝国の栄光に邁進した二人にその後何が起きたのか? ボーア戦争の辛勝とヴィクトリア女王の死によって翳った二人の人生を辿る。上巻はシパーヒーの叛乱から世界恐慌まで。ピュリツァー賞最終候補作。

著者プロフィール

アーサー・ハーマン  (ハーマン)  (著/文

1956年生まれ。米ミネソタ大学卒業後、ジョンズ・ホプキンズ大学で修士号と博士号を取得。『近代を創ったスコットランド人』(守田道夫訳、昭和堂)は全世界で35万部発行され、本書『ガンディーとチャーチル』はピュリツァー賞最終候補になるなど、アメリカを代表する歴史家。このほか、Douglas MacArthur: American Warriorがある。

田中 洋二郎  (タナカ ヨウジロウ)  (監修 | 翻訳

印ネルー大学大学院修了、国際交流基金勤務。

守田 道夫  (モリタ ミチオ)  (翻訳

東京大学経済学部卒業、丸紅勤務を経て翻訳家。

上記内容は本書刊行時のものです。