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バー「サンボア」の百年 新谷 尚人(著/文) - 白水社
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バー「サンボア」の百年 (バーサンボアノヒャクネン)

文芸
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発行:白水社
四六判
240ページ
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-560-09589-8   COPY
ISBN 13
9784560095898   COPY
ISBN 10h
4-560-09589-2   COPY
ISBN 10
4560095892   COPY
出版者記号
560   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2017年10月26日
最終更新日
2017年12月7日
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書評掲載情報

2018-02-04 産經新聞  朝刊
2018-01-07 朝日新聞  朝刊
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紹介

受け継がれる伝統のDNA
 1918年に創業した洋酒バー「サンボア(SAMBOA BAR)」。独自の暖簾分け制度により大阪、京都、東京に14店を展開する稀有なバーの100年史を辿る初の1冊。
 サンボアの前身は1918年、神戸・花隈の地に開業した「岡西ミルクホール」。オーナーの岡西繁一が北原白秋の編んだ文芸誌「ザムボア(朱欒)」から名前を拝借し、店名を「ザンボア」に改称、そこからサンボアの歴史が始まった。この命名には、関東大震災に遭い、神戸に居を移していた谷崎潤一郎が一役買ったという説もある。
 その後、岡西の下で修業を積み、店を受け継いだ者たちが大阪、京都にそれぞれのサンボアを出店、独立を果たす。戦時中、家屋疎開に遭ったり、出征時の休業を余儀なくされながらも店は奇跡的に守り抜かれた。
 現在、創業者・岡西繁一から直接暖簾を継いだ3つの家系の3代目と、それぞれのサンボアで修行した者たちの計12名のマスターが「サンボア」を名乗り、14店の「サンボア」を営んでいる。残された貴重な資料と関係者への取材に基づき、それぞれのサンボアの歴史、店を立ち上げ、店を背負ったマスターたちの思い、著者の半生を辿るなかで、京阪神の戦前・戦後史、日本のバー文化史が見えてくる。

著者プロフィール

新谷 尚人  (シンタニ ナオト)  (著/文

1961年大阪生まれ。関西大学在学中、83年「南サンボア洋酒店」にアルバイトとして入店。大学卒業後、高校の英語科の講師として教壇に立つ傍ら、86年「サンボア・ザ・ヒルトンプラザ」の開業と同時に入店。94年、独立を果たし、「北新地サンボア」を開業。2003年、東京に「銀座サンボア」を開業、2011年には「浅草サンボア」を開業し、現在に至る。

上記内容は本書刊行時のものです。