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プーチン(下)
テロから戦争の混迷まで
発行:白水社
四六判
548ページ
定価
4,500円+税
- 書店発売日
- 2023年6月2日
- 登録日
- 2023年3月31日
- 最終更新日
- 2023年5月23日
書評掲載情報
2023-08-05 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 湯浅剛(上智大学教授) |
2023-06-25 |
読売新聞
朝刊 評者: 遠藤乾(東京大学教授・国際政治学者) |
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紹介
「最新かつ最良のプーチン伝」池田嘉郎氏推薦!
本書は、「世界が対峙している男」、ロシア大統領ウラジーミル・プーチンの生誕から、ウクライナ戦争に至る現在までの70年を網羅した、圧巻の伝記だ。
プーチンの幼少年・青年期以来の個人的な資質、その後の経歴から得た歴史観、社会観、手法、西側との関係性を丹念に追いかけ、詳述する。彼自身の言動や各種情報源を無批判に羅列するのではなく、同じ内容に関する彼の発言の変化をとらえた上で比較考察し、さらにその変化そのものから背後にある真相を把握するという、きわめて周到な分析を試みている。これが、本書の記述の信頼性を増し、本格的な伝記たる所以だ。
BBC特派員(モスクワ、ワシントン)を経て、伝記作家として活躍する著者は、ロシアのウクライナ侵攻後に本書に加筆しているが、この暴挙も、以前に執筆した内容に見事に当てはまり、違和感がない。それまでの検証の正しさが、図らずも証明された形となっている。
8年がかりの調査取材によって執筆された本書は、読みやすさと充実のボリューム、高い精度の分析を兼ね備え、類書の追随を許さない。まさに「プーチンの真実」に迫る必読の書。
上記内容は本書刊行時のものです。