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スマホ・デトックスの時代
「金魚」をすくうデジタル文明論
発行:白水社
四六判
182ページ
定価
1,900円+税
- 書店発売日
- 2022年10月11日
- 登録日
- 2022年7月27日
- 最終更新日
- 2022年10月11日
書評掲載情報
2022-11-19 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 仲俣暁生(文芸評論家・編集者) |
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紹介
アテンション・エコノミーの奴隷化から脱するために
わたしたちはスマホの画面という鉢の中に閉じ込められ、「通知」に隷属する「金魚」になってしまった。電子メールはもちろん、FacebookやTwitterの話題、YouTubeやTiktokのライブ配信、NetflixやAmazon Primeの動画、AIに加工された画像などに、四六時中翻弄されつづけている。それはつまり、「あなたの注意力を奪って、お金をもうける人がいる」ということだ。
amazon.frのベストセラー、日本上陸! フランス発、スマホ依存症を脱するための処方箋。
本書はGAFAMやプラットフォームビジネスが人工知能を駆使してひろめる恐るべき収益モデル──アテンション・エコノミー(関心経済)の罠に陥ることなく、デジタルメディアと健康的につきあう方法を解説。スマホに奪われてしまった時間を取り戻し、依存症を脱するにはどうすればよいか? スマホ中毒の毎日を過ごしている人も「毒素」に関するエビデンスを知ることでデトックスできる。
東京大学大学院情報学環教授の林香里さんも、〈テック企業に監視されて生きる現代人を「金魚」になぞらえ、「関心の奴隷化」のすすむ時代に警鐘を鳴らす必読書。〉と推薦。
目次
第1章 九秒間
第2章 中毒
第3章 ユートピア
第4章 悔悟
第5章 母体
第6章 方針転換
第7章 終わりのない一日
第8章 あまりにも現実的だと現実でなくなる
第9章 非対称な万華鏡
第10章 情報をめぐる不公平な闘い
第11章 闘いと治療
補遺
謝辞
訳者あとがき
参考文献
上記内容は本書刊行時のものです。