版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
パスカル科学論集 ブレーズ・パスカル(著/文) - 白水社
..
【利用不可】

パスカル科学論集 (パスカルカガクロンシュウ) 計算機と物理学 (ケイサンキトブツリガク)

哲学・宗教
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:白水社
A5判
348ページ
定価 8,000円+税
ISBN
978-4-560-09375-7   COPY
ISBN 13
9784560093757   COPY
ISBN 10h
4-560-09375-X   COPY
ISBN 10
456009375X   COPY
出版者記号
560   COPY
Cコード
C0010  
0:一般 0:単行本 10:哲学
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2023年7月31日
最終更新日
2023年12月26日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

フランス17世紀の思想家ブレーズ・パスカルによる、人間と信仰をめぐる思索の書『パンセ』は、忘れがたい名句やイメージに溢れ、時代を超え世界中で読み継がれている。著者はその39年の短い人生で、数学者、物理学者としても数えきれないほどの偉大な業績を残した(パスカルの三角形、パスカルの定理、圧力の単位ヘクトパスカルなどにもその名が刻まれている)。彼が発明した計算機の原理は、はるか現代のコンピュータをも予見するものであった。
本書は、そんな天才パスカルの科学的業績のうち、計算機および物理学に関する著述のすべてを収録するとともに、これと深く関係するパスカル以外の人物の手になる作品も加えて紹介する。また読者の理解を助けるための詳しい注が付され、編訳者による長文の解説が、時代背景や科学論文のもつ思想的意味を明らかにする。
計算機の製作、真空の問題、流体の平衡や大気の重さに関連する様々な文書と、詳細かつ行き届いた解説により、真理を追究しつづけたパスカルの独創的かつ根源的な思想が浮かび上がる。パリの国立工芸院が所蔵する、パスカルが製作した美しい計算機のカラー口絵も貴重。

目次

 凡例
 当時のフランスの度量衡の単位について
第一部 計算機関連文書(解題・翻訳・解説:永瀬春男)
 解題
 大法官セギエへの『献呈の手紙』と使用者のための『手引』(1645年)
 〔1〕大法官セギエへの『献呈の手紙』
 〔2〕使用者のための『手引』
 計算機の『特許状』(1649年5月22日)
 パスカルからスウェーデンのクリスティーナ女王への手紙(1652年6月)
 べレールによる計算機の『説明書』(1659年7月4日)
 解説
第二部 物理学関連文書(解題・翻訳・解説:赤木昭三)
 解題
 ピエール・プティからシャニュへの手紙(1646年11月19日あるいは26日)
 『真空に関する新実験』(1647年10月8日印刷許可)
 ノエル神父との論争(1647年10月末~1648年2月)
 〔1〕ノエル神父からパスカルへの手紙(第1の手紙)
 〔2〕パスカルからノエル神父への手紙(1647年10月29日)
 〔3〕ノエル神父からパスカルへの手紙(第2の手紙)
 〔4〕パスカルからル・パイユールへの手紙(1648年2月)
 『流体の平衡についての大実験の話』(1648年10月頃)
 『真空論の断片』
 〔1〕断片
 〔2〕もうひとつの断片
 パスカルとド・リベイルとの往復書簡(1651年7月~8月)
 〔1〕パスカルからド・リベイルへの手紙(第1の手紙)(1651年7月12日)
 〔2〕ド・リベイルからパスカルへの手紙(1651年7月26日)
 〔3〕パスカルからド・リベイルへの手紙(第2の手紙)(1651年8月)
 『流体の平衡と大気の重さについての論文』
 〔1〕『流体の平衡についての論文』
 〔2〕『大気の重さについての論文』
 〔3〕『以上の2つの論文の結論』
 解説
 収録文書一覧
 あとがき

著者プロフィール

ブレーズ・パスカル  (ブレーズ パスカル)  (著/文

Blaise Pascal (1623-1662)
フランスの数学者、物理学者、哲学者にして神学者。オーヴェルニュ地方クレルモン生まれ。3歳で母が他界し、1631年に租税官で数学者の父、姉妹とパリに移住、英才教育を受ける。16歳で「円錐曲線試論」を執筆、19歳で計算機の着想を得て製作に没頭、23歳で真空の存在を示す実験を考案する他、数学や物理学で創造的な仕事を残す。一家は厳格なカトリックであるジャンセニスムの信仰に接近。自身も決定的な神秘体験を経て回心する。1656~57年、ジャンセニスムの恩寵観を敵視・迫害するイエズス会を滑稽化、嘲笑する諷刺文書18通を次々と発表(『プロヴァンシアル』)、反響を呼ぶ。さらに「キリスト教擁護の書」執筆に着手するも39歳で夭折。断章形式で残された草稿は、死後まとめられ、1670年『パンセ』として刊行された。

永瀬 春男  (ナガセ ハルオ)  (編集 | 翻訳

岡山大学名誉教授
著書
『秩序と侵犯 パスカルにおける計算機体験の意味』(岡山大学文学部研究叢書)
訳書
『メナール版 パスカル全集』第一巻・第二巻(共訳、白水社)
『ユートピア旅行記叢書 5 カレジャヴァ物語ほか』(共訳、岩波書店)

赤木 昭三  (アカギ ショウゾウ)  (編集 | 翻訳

大阪大学名誉教授
著書
『フランス近代の反宗教思想 リベルタンと地下写本』(岩波書店)
『サロンの思想史 デカルトから啓蒙思想へ』(共著、名古屋大学出版会)
訳書
『メナール版 パスカル全集』第一巻・第二巻(共編訳、白水社)
シラノ・ド・ベルジュラック『日月両世界旅行記』(岩波文庫)

上記内容は本書刊行時のものです。